バックナンバー一覧 >> 2004 Vol.16 No.6 >> 特集 |
NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、World Wide Webの構造と成長、知識源としての有効利用法について基礎研究を行っている。本特集では、Webサイエンス研究について概観し、多重トピック抽出、ネットワーク構造の可視化法、Webの成長モデルの研究成果を紹介する。 |
Webサイエンス研究
実世界の縮図と見なせる巨大なWorld Wide Web(Web)は一体どのような構造をし、今後どう成長するのか?さらに、膨大なWebを知識源としてどう有効利用できるのか?NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、これらの重要な問いにこたえるべく、Webサイエンス研究と称して、Web上での新たな知的情報処理の新原理と核技術の創出を目指した基礎研究を行っています。本特集では、最近の研究成果および今後の展開について紹介します。 |
パラメトリック混合モデル(PMM)による多重トピック抽出
多様な内容が書かれているWebページから、その文章の複数トピックを効率よく同時に抽出する新たな数理統計モデルPMM(Parametric Mixture Model)を紹介します。さらに、現実のWebページ群に対し、PMMのトピック抽出性能は従来技術よりも高いことを示します。 |
大規模なネットワーク構造の可視化
Webをはじめとする大規模で複雑なネットワークについて、内在するデータの構造的特徴が浮き彫りになるように効率よく可視化する方法を紹介します。本技術は3DWebブラウザなどに応用できます。 |
Webの成長モデル
Webは、個人の興味などに基づいて新しいページやハイパーリンクが作成されることにより、日々刻々と成長しています。このようなWebネットワークの成長ダイナミックスを統計的にモデル化する手法および、それに基づいてコミュニティーを抽出する手法に関する研究について紹介します。 |
□主役登場 |
“Webサイエンス研究”に秘めた想い
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