バックナンバー一覧 >> 2004 Vol.16 No.8 >> 特集 |
インターネットを利用したサービスは、従来のサーバを中心とした通信から、エンドユーザが直接通信を行う形態(エンドエンドセッション型通信)に変化しつつある。本特集では、この形態の通信実現に向けた課題と、実現に必要なセキュリティ技術、自律分散QoS制御技術について紹介する。 |
サーバアクセス型からエンドエンドセッション型通信へ
IPを利用したサービスはEメールやWebブラウジング等のサーバ主導の通信から、IP電話をはじめとするユーザ間の直接通信へと発展しつつあります。このような通信形態の変化に伴い、新たに想定される課題について明らかにするとともに、これらをサポートするネットワーク機能の必要性とその役割について紹介します。 |
エンドエンドセッション型通信におけるセキュリティ
エンドユーザの端末機能に大きく依存するエンドエンドセッション型通信のセキュリティ実現において、ネットワーク機能によってユーザ負荷を軽減するユーザ間相互認証技術を紹介します。また制御信号セキュリティのためのユーザ間の暗号化通信と、ネットワーク機能によるサービスとの共存を可能とするエンド・ツー・ミドルセキュリティ技術も紹介します。 |
エンドエンドQoSを実現するための自律分散QoS制御技術
IPネットワークにおいて、VoIP(Voice over IP)やビデオチャットに代表されるエンドエンドセッション型通信を快適に行うためには、伝送路における帯域不足を防ぐQoS(Quality of Service)制御が不可欠です。ここでは大規模かつ多様なネットワークに適した、自律分散型のQoS制御技術であるプライオリティプロモーション方式について紹介します。 |
□主役登場 |
ミドル復活の兆し
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