バックナンバー一覧 >> 2005 Vol.17 No.11 >> 特集 |
NTTグループでは、情報通信技術を医療福祉分野に応用した製品・サービスの研究・開発に取り組んでいる。本稿では、本年(2005年)7月に開催された「国際モダンホスピタルショウ2005」での各社の出展概要、および取り組みについて紹介する。 |
医療福祉分野における情報通信技術
NTTグループでは、情報通信技術を積極的に医療福祉分野に応用し、各社がその強みを生かしたビジネス展開を行っています。ここでは、情報通信技術と医療ビジネス(製品・サービス)の関係を整理するとともにNTTグループで、医療福祉分野に積極的に取り組んでいる6社における医療ビジネスの展開を紹介します。 |
NTT東日本の目指す医療ソリューション
NTT東日本では、病院や診療所に対する電子カルテの導入を中心に医療ビジネスの展開を行っています。ここでは、医療福祉分野を取り巻く背景やトレンドを踏まえ、今後、NTT東日本が目指す「点から面へ――地域医療連携ソリューション」の取り組みについて紹介します。 |
明日の医療・保健を考えるNTTコミュニケーションズ
日本の医療・保健分野においては、大きな制度改革の潮流の中で、IT化(電子カルテ導入・標準化等)、情報開示、個人情報保護法対策、病院会計準則への適応、経営の効率化、高度医療、安全管理などさまざまな課題に直面しています。本稿では、「国際モダンホスピタルショウ2005」に出展しました、患者情報・業務情報のセキュリティ担保をコア・バリューとした医療・保健分野向けの安全な情報通信ネットワーク基盤、および関連サービスを紹介します。 |
NTTデータシステムサービスの医療システムを中心とした製品群
NTTデータシステムサービスがお届けする、医療システムソリューションは、第一に「安全」「安心」、そして「高セキュリティ」であることです。多彩な開発で培った豊かなノウハウと最新の技術力で「人と社会と未来のために」をモットーに医療システムの開発を行っています。 |
健康医療福祉分野へのNTT研究開発の取り組み
光通信技術や映像技術の研究開発成果を健康医療福祉分野へ応用し、本年(2005年)7月、国際モダンホスピタルショウ2005に展示しました。今回展示した、医療用光源、血流計、遠隔内視鏡システム、そして、介護予防システムの4つのプロダクトにより、本分野におけるNTTグループの潜在能力の高さとグループ一貫の取り組みを示すことができました。今後とも、さまざまな研究開発成果をNTTグループの事業へと展開していきます。 |
医療用光源
NTTフォトニクス研究所では通信用光源技術を応用して医療用の光源を開発しています。今回展示した波長変換レーザ、2μm超レーザ光源、スーパールミネッセントダイオードは、医療用機器の小型化、低コスト化、低消費電力化をもたらすとともに、高感度化や分解能向上等の高性能化を可能にする光源として期待されています。 |
常時携帯可能な超小型レーザ血流計
血流の日内変動のモニタが時と場所を選ばずに可能になると、生活習慣病、動脈硬化性疾患等の予防・管理やスポーツ医学の分野での利用が期待されます。ここでは、従来はデスクトップサイズであったものを、光通信研究で培った技術を応用して腕時計型へと小型化したレーザ血流計を紹介します。 |
□主役登場 |
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