バックナンバー一覧 >> 2006 Vol.18 No.3 >> 特集 |
NTTがめざすブロードバンド&ユビキタス社会
NTTは、民営化20周年を迎え、2005年11月に、新しいブロードバンド・ユビキタス社会の実現に向けた「中期経営戦略」のアクションプランを公表し、グループ一丸となって取り組んでいます。本記事は、2005年12月20〜22日に開催されました「NTTグループ コミュニケーションEXPO」での、和田紀夫NTT代表取締役社長の講演を基に構成したものです。 |
「NTTグループ コミュニケーションEXPO」R&D出展報告 NTTグループは、NTT民営化20周年を記念して、2005年12月20日から3日間にわたり、東京国際フォーラムにおいて、NTTグループが目指すブロードバンド・ユビキタス社会を体感できるイベント「NTTグループ コミュニケーションEXPO」を開催しました。 |
NTTアクセスサービスシステム研究所では、管路・とう道系の基盤設備に関して、設備マネジメントの高度化および経済的・効率的な維持管理技術の研究開発に、グループ会社と協調して取り組んでいる。本特集では、次世代ネットワークを支える基盤設備関連技術について、多方面にわたる研究開発の取り組みを紹介する。 |
次世代ネットワークを支える基盤設備技術の概要
次世代ネットワークを支えるインフラ設備としての地下基盤設備には、アクセス系光サービスの展開に対する需要耐力および長期的な設備の安定性が求められています。本稿では、今後の基盤設備に必要な設備マネジメント技術、設備維持管理技術、および防災・セキュリティ技術に関する研究開発全般の取り組みを紹介します。 |
基盤設備マネジメントの高度化
メタルから光へのマイグレーションを円滑に進めるためには、増大する光需要に対して、それを収容する地下空間を量的にも質的にも支障なく提供することが重要です。そのためには、設備の需給動向の把握はもとより、老朽化する基盤設備を効果的に維持していく方策が必要です。本稿では、その方策の体系化を目指す「基盤設備マネジメント」の取り組みについて紹介します。 |
コンクリート構造物の非破壊検査技術
とう道やマンホールなどの基盤設備の老朽化や専門技術者の高齢化に伴って、設備を安全で効率的に点検・診断できる非破壊検査技術の開発要望が高まっています。本稿では、非破壊検査技術の重要性とコンクリート構造物を対象とした非破壊検査技術のR&Dの方向性ならびに開発中の巨視的超音波探査技術と電磁波探査技術について紹介します。 |
管路設備の点検診断および補修再生技術
通信管路設備の経年劣化の状況を点検診断し、タイムリに補修再生する維持管理技術は、光サービスの即応性向上および設備の長期的延命化に必要不可欠な技術です。本稿では、現在取り組んでいるケーブルを収容した腐食金属管の補修再生技術を中心に通信管路設備の維持管理技術全般について紹介します。 |
ライフサイクルコスト低減を可能とする基盤設備技術
基盤設備に対するニーズとして、経済的で耐久性の高い設備方式、サービス需要変動に対応が可能な柔軟性の高い設備方式が求められています。本稿では、このニーズにこたえライフサイクルコストの低減を図った基盤設備技術およびその周辺技術の取り組みについて紹介します。 |
安全・安心なネットワークに寄与する防災・セキュリティ技術
通信ネットワークを大規模地震から守るため、基盤設備の耐震技術および耐震性評価の機能向上に関する開発を続けています。また光センシングは構造物の変形を計測し設備事故を未然に防ぐ技術であり、社外ビジネスへも展開しています。本稿では、これら基盤設備を支える防災・セキュリティ技術について紹介します。 |
□主役登場 |
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