バックナンバー一覧 >> 2006 Vol.18 No.6 >> 特集 |
NTTマイクロシステムインテグレーション研究所では、ユビキタス社会の進展に向け、さまざまなセンシング技術の開発を行っている。 本特集では各センサ技術を紹介する。 |
ワンチップ指紋認証LSI
PCや携帯電話等の携帯機器の不正使用を防ぐため、利用者が本人であることを確認するバイオメトリクス認証技術が注目されています。 私たちは、このバイオメトリクスの1つである「指紋」の読み取りから認証までをたった1つのチップで行う「ワンチップ指紋認証LSI」を実現しました。 本稿では、このLSIとLSIを実現する技術、その応用について紹介します。 |
オンサイト連続モニタリング用可搬型芳香族系VOCセンサ
ベンゼン、トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼンなどの芳香族系の揮発性有機化合物を検出し同定する可搬型のガスセンサを開発しました。 このセンサでは1時間ごとに10ppbレベルのベンゼンを検出することが可能です。車庫中で実験を行い、フィールドモニタリングへの適用性を示すことができました。 |
生体物質を測るSPR酵素センサ
NTTマイクロシステムインテグレーション研究所では、化学物質に関する情報を取得する化学センサを開発しています。 「いつでもどこでも測定」を目指して、小さな装置で多種類の化学物質を測定できる電気化学表面プラズモン共鳴(SPR)センサを開発しました。 |
より正確な電界計測を可能にする電気光学プローブ
ユビキタス社会の進展に伴い、通信やセンシングなどの分野でさまざまな電波が利用されるようになり、 電子機器どうしの電波干渉や人体での吸収を評価することが重要となっています。 本稿では、電気光学効果を用いた電界プローブによって正確な評価を可能にする電界計測技術について紹介します。 |
ミリ波イメージング技術と構造物診断への応用
安心・安全な社会に対する関心が高まる中、ミリ波と呼ばれる電波を使って物体を「見る」ためのイメージング技術に期待が集まっています。 本稿では、ミリ波イメージング技術の動向と、その新しい応用として、構造物診断への適用の試みを紹介します。 |
□主役登場 |
|