バックナンバー一覧 >> 2006 Vol.18 No.12 >> 特集 |
近年、CO2排出量増加に伴う地球温暖化対策、天然資源の有効利用など、環境保護の考え方が広く浸透し、企業の社会的責任(CSR)なども広く議論されるようになってきている。本特集では、NTTとしての体制、ICTを用いた環境保全への技術的取り組みなどについて紹介する。 |
持続可能な社会の実現に向けたNTTグループの取り組み
NTTグループでは、持続可能な社会の実現に向け、「NTTグループ地球環境憲章」の理念・方針に基づき、グループ一体となって環境保護活動に取り組んでいます。本稿では、事業活動に伴う環境負荷低減活動に加え、ICTサービスの普及拡大による社会全体の環境負荷低減を目指した活動について、NTTグループの取り組み事例を紹介します。 |
日本環境効率フォーラム「情報通信技術(ICT)の環境効率評価ガイドライン」の策定
NTTがメンバである日本環境効率フォーラムで「情報通信技術(ICT)の環境効率評価ガイドライン」を策定しました。本ガイドラインは、ICT導入による環境負荷低減を評価する初めての統一基準で、さまざまなICTサービスの環境負荷、環境効率ならびに環境負荷低減効果を客観的に評価することができます。 |
ブロードバンド・ユビキタスサービスの環境効果
NTTグループのブローバンド・ユビキタスサービスの中核であるBフレッツとFOMAの、環境負荷の削減効果(環境効果)を環境影響評価法により定量的に評価しました。本結果を営業活動やISO14001の環境管理活動等へ適用することで環境経営度の向上が期待できます。 |
NTTデータにおけるICTソリューションの環境影響評価への取り組み
NTTデータでは、主要事業活動であるICTソリューションの営業・開発において、ソリューションを提供することにより誘発される、モノや稼動や移動の削減による環境負荷(CO2排出量)の削減効果を定量的に評価しています。この取り組みについて、今までの経緯と評価方法、そして工夫している点について紹介します。 |
植物プラスチックを利用した携帯電話
携帯電話本体での環境の取り組みについて、ケナフ繊維強化バイオプラスチックを携帯電話の筐体に利用した本端末の企画背景や進め方、試作品の開発から製品化までのプロセスを報告します。また技術的なポイント、今後の課題なども併せて紹介します。 |
ICTサービスのサステナブル性評価――環境から社会への展開
ICTサービスは、環境・社会・経済(トリプルボトムライン)に大きな影響を与え、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されます。このICTサービスの貢献度を定量的に評価することによって、より効果的にICTサービスを導入していくことが可能になります。そのための新しい指標として、「社会うるおい指標」を開発しました。 |
□主役登場 |
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NTTアクセスサービスシステム研究所では、「2010年3000万光アクセス」の実現に向けた研究開発を進めている。本特集では光アクセス網技術の変遷を振り返るとともに、コア研究開発から実用化開発までの最新の取り組みについて紹介する。 |
光媒体網R&Dの系譜と今後の方向性
光媒体網に関する技術は、光サービスの需要が拡大するとともに、「高信頼性」や「経済性」だけでなく「扱いやすさ」が求められるようになりつつあります。このような変化を背景に進められてきた光媒体網技術の研究開発の変遷を振り返り、最新の技術動向、および将来に向けてのR&Dの方向性を紹介します。 |
大量開通・即応化に向けた光配線法
光アクセス網を構築する際の基本となる光配線法について、2010年3000万光アクセスを実現するための光配線設計技術、また今後のサービスエリア拡大に向けた検討状況について紹介します。 |
光サービスの経済化・即応化に貢献するR&D
光サービスの大量開通時代が到来し、誰でも簡単に扱える光関連物品の開発や施工技術の簡素化が大変重要となっています。そこで、心線収納や切替作業を改善する接続点のコネクタ化や物品のモジュール化など、これまでに開発してきた光サービス大量開通を実現する技術について紹介します。 |
拡大する光アクセス網を支える光媒体網運用技術
「2010年3000万光アクセスの実現」に向けて、開通・支障移転・保守等、光媒体網にかかわる運用コストの抑制が必要です。ここでは、運用コスト低減に向けた配線管理・識別技術および光線路試験技術の研究開発動向について紹介します。 |
基盤設備の有効利用を可能とする光ケーブル技術
FTTH(Fiber To The Home)加入者数の本格拡大期に向けて、経済的に光アクセス網を構築していくためには既存基盤設備を有効利用することが必須条件となります。本稿では、経済的に光ファイバを配線するため、限られた布設スペースに収容可能な超細径・高密度多心光ケーブル技術を紹介します。 |
次世代の光媒体技術
現行の光ファイバを上回る高速・大容量な伝送媒体の実現に向けて、次世代の光伝送媒体の研究開発が進められています。本稿では、フォトニック結晶ファイバ技術と光サンプリングによる超高速光信号モニタ技術を取り上げ最近の状況を紹介します。 |
□主役登場 |
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