バックナンバー一覧 >> 2010 Vol.22 No.9 >> 特集 |
NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、メディアコンピューティングから人間科学、計算科学まで、幅広い分野にわたって最先端の基礎研究を行っている。本特集では、それらの研究の中から視覚やビジュアライゼーションに関係するものを分野横断的に紹介する。 |
人間と情報の深い理解に基づくICTの新展開
NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、人間と情報の深い理解に基づくコミュニケーションの実現をミッションとして、人間科学と情報科学の両面で研究を推進しています。今回の特集では、当研究所で現在取り組んでいる「見る・見せる」に関連する研究を紹介します。 |
色を忠実に再現する高精細分光画像撮影技術
NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、超高精細の色表現を持つ画像撮影技術(分光画像撮影技術)を研究しています。本稿では、まず分光画像撮影技術を説明し、屋外の文化財を対象にした20億画素超の高精細分光画像の撮影例を述べ、最後に最新の研究成果である分光動画の撮影に向けた取り組みを紹介します。 |
音や映像から「部品」を取り出すメディアシーン学習技術
与えられた音や映像から、その主要な構成要素である「聞こえる音」「映っているもの」を自動的に取り出す「メディアシーン学習」の研究を進めています。その中から特に、音の生成過程に着目して混合音を解析するCARS法と、人間の視覚特性に基づいて映像から物体領域を抽出するSBIL法について紹介します。 |
Topigraphy Project
本稿では、スクローラブルマップを用いたトピック空間可視化システム「Topigraphy」の紹介を行います。さらに、BLOGRANGER への実装や、3Dモニタ、スマートフォンなどへの応用例も紹介します。 |
変化のシグナルが知覚の扉を叩く ――錯視が明らかにする脳の情報選択戦略
脳は映像に含まれる膨大な情報を処理しますが、私たちが意識的に「見る」のはそのごく一部です。我々が発見した新錯視は、映像に含まれる変化の信号が意識的な視覚体験の鍵であることを示しています。 |
コンピュータを粘土のように ――ビジュアルプログラミング言語ビスケットとその実践
本稿ではビジュアルプログラミング言語ビスケットを紹介するとともに、それを使用した実践を通じて、なぜプログラミング教育が必要なのかを紹介します。 |
□主役登場 |
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