バックナンバー一覧 >> 2012 Vol.24 No.9 >> 特集 |
多様な情報機器に囲まれた暮らしの中で、人間と情報の深い理解に基づくコミュニケーションの科学は、ますます重要性を増している。本特集では、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の人・情報・コミュニケーションそれぞれに関する最新の研究成果、およびコミュニケーション科学の最先端を紹介する。 |
ビッグデータ時代のコミュニケーション科学
世界中でデジタルデータが想像を超える勢いで生産・蓄積されています。まさにビッグデータ時代の到来です。これら膨大かつ多様なデータから、いかに新価値を生み出すかが研究面でもビジネス面でも重要です。本特集では、ビッグデータ時代において、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の取り組みと研究成果について紹介します。 |
特徴的な構造を抽出するデータマイニング技術
近年、ビッグデータ解析が注目を集めています。このようなデータは人手で解析できる分量を超えているため、計算機による自動的な解析手法が必要です。本稿では、統計的機械学習に基づくデータ行列のマイニング技術を紹介します。 |
半導体レーザカオスを利用した高速物理乱数生成
乱数は情報セキュリティ技術に広く利用されています。予測不可能で偏りのない高品質の乱数を高速生成する技術は情報セキュリティにとって重要であり、ランダムな物理現象を利用する乱数生成は、その有力な実現手段です。本稿では、半導体レーザにおけるランダム現象を利用した、高速乱数生成に関する研究を紹介します。 |
センサネットワークの情報処理
センサネットワークとその情報処理技術は、実世界の状況認識や利用者に適したサービスを提供するための情報収集など、さまざまな用途に用いられる技術として期待されています。本稿では環境や人に配置された多数のセンサから情報を収集し、その情報から意味のある情報を解釈し、情報を人に提示するための技術を紹介します。 |
動くディスプレイで会話が伝わる
本稿では、複数の人物が会話を行う場面を異なる地点において再現するシステムを紹介します。このシステムは、顔画像を投影するスクリーンの姿勢を物理的に制御し、人物の頭の動きを補強して提示する表現方式に特徴があります。視線方向などが分かりやすく、また高い存在感を感じることができるなどの効果が期待できます。 |
「聴いて見る」錯覚体験をツールとした、脳の情報処理原理の追求
脳は視覚や聴覚といった異なる感覚の情報を巧みに統合することで、世界の有様を理解しています。本稿では「聴くこと」が「見ること」を変えてしまう錯覚を紹介しながら、その錯覚の根底にある脳の情報処理原理を紹介します。さらにそれを踏まえ、技術的応用への展望を述べます。 |
□主役登場 |
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ビジネス環境が激変する中、企業課題の解決やビジネス・サービスのイノベーションにつながる「効率化」「俊敏性」「価値創造」「グローバル化」を実現するためのICT基盤技術が求められている。本特集では、NTTデータのICT基盤技術への取り組み、および生み出してきたメリットのある要素技術について紹介する。 |
ビジネス・サービスイノベーションを支えるICT基盤技術
経営環境が激変する中、企業は常に新しい課題に直面しています。こうした状況に対し、ICT基盤技術がどのようにこたえ、ビジネスやサービスのイノベーションを支えていくのか、本稿ではNTTデータの具体的な取り組みを通じて解説するとともに、将来展望についても紹介します。 |
OSS/IaaS管理基盤技術「OpenStack」の最新動向とNTTデータの取り組み
NTTデータではOpenStackを活用したクラウド基盤技術の研究開発に取り組んでいます。本稿では、OpenStackの仕組み、およびNTTデータによるOpenStack機能開発、OpenFlow連携技術開発、クラウドセキュリティ機能開発、Swiftの活用展開について紹介します。 |
SDN/OpenFlowへの取り組み
最近、伝統的なネットワーク技術の制約にとらわれずに、柔軟にネットワークの制御を行うSDN(Software-Defined Networking)が注目されています。NTTデータでは、SDNを実現する技術であるOpenFlowについて調査・研究を行い、独自のコントローラを開発しています。本稿では、SDN/OpenFlowの最新技術動向を紹介するとともに、NTTデータの今後に向けた取り組みについて紹介します。 |
ICTとロボットの融合を目指す、ロボティクスインテグレーションの戦略と取り組み
M2M(Machine to Machine)やセンサネットワークの拡大に伴い、クラウドと連携したロボットが新たな付加価値を提供できる時代になりつつあります。本稿では、ICTとロボットの融合を実現する戦略と研究開発について、オープン化の動きを交えつつ紹介します。 |
コミュニケーション高度化に向けた技術開発の取り組み
人と人、人と機械の良質なコミュニケーションが、社会・企業の生産性向上の切り札として注目されています。これらコミュニケーションの高度化を実現する研究開発の現状と今後に向けた取り組みについて、動向を踏まえたうえで紹介します。 |
□主役登場 |
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