バックナンバー一覧 >> 2014 Vol.26 No.5 >> 特集 |
近年、ソフトウェア技術をキャリア網に適用し、コンピュータリソースやネットワークリソースを仮想化することで、より高いスケーラビリティと信頼性を経済的に実現するネットワーク仮想化技術が注目されている。本特集では、将来のキャリア網である将来ネットワークに、ネットワーク仮想化技術を適用した全体像を概観し、これらを実現する主要な技術について紹介する。 |
ネットワーク仮想化に向けた技術開発の現状
NTT研究所では、次世代のキャリア網である将来ネットワークの実現に向けて、ネットワーク仮想化技術を重要技術と位置付けて研究開発に取り組んでいます。本稿では、キャリア網にネットワーク仮想化技術を適用した際の全体アーキテクチャを概観したうえで、NTT研究所で取り組んでいる各構成技術の研究動向について紹介します。 |
将来ネットワークに向けたサービスファンクションチェイニング技術
ネットワークにあるさまざまな機能が、迅速かつ柔軟に利用可能になるサービスファンクションチェイニングと呼ばれる技術があります。本稿では、サービスファンクションチェイニング技術を実現するための方式と、本技術により実現できるユースケースについて解説します。 |
将来ネットワーク実現に向けたネットワーク仮想化技術
将来ネットワークの実現に向け、NTTグループを取り巻く環境変化を踏まえた新たな取り組みが求められています。NTTネットワークサービスシステム研究所では、NFV(Network Functions Virtualisation)/SDN(Software Defined Networking)などのネットワーク仮想化技術を応用し、効率的で柔軟、かつインテリジェントな将来ネットワークアーキテクチャの実現に向けた取り組みを進めています。本稿ではその概要について紹介します。 |
Ryu SDN Framework —オープンソースのSDN基盤ソフトウェア
本稿では、NTT研究所発のオープンソースソフトウェア「Ryu SDN Framework」の概要と普及に向けた取り組みを紹介します。Ryu SDN FrameworkはSDN(Software Defined Networking)を便利に簡単に組み上げるためのツールやライブラリを提供する基盤ソフトウェアです。オープンソースである強みを活かし、業界に先駆けて最新のOpenFlow仕様に対応することで、SDNアプリケーションの開発者や、ネットワーク機器の開発者、ネットワークサービスの保守者など、さまざまな方々に利用されています。 |
ネットワーク仮想化に関する基礎技術研究動向
本稿では、NTT未来ねっと研究所で実施しているネットワーク仮想化、SDN(Software Defined Networking)関連研究の中から、O3プロジェクトによるOpenFlow1.3に対応した高速SDNソフトスイッチ 「Lagopus」の概要、およびネットワーク仮想化基盤の研究概要を解説します。 |
□主役登場 |
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