バックナンバー一覧 >> 2014 Vol.26 No.8 >> 特集 |
NTTでは、社会やお客さまに迷惑を掛けない安心・安全な設備を永続的に維持するため、管路やマンホールなどの通信基盤設備の老朽対策および大規模地震への対応に取り組んでいる。本特集ではNTTアクセスサービスシステム研究所の最新の技術動向について紹介する。 |
通信基盤設備の安心・安全かつ経済的運用を実現する維持管理技術
光アクセスネットワークを支える管路、マンホール、とう道などの通信基盤設備は、道路や橋梁などの社会インフラと同様に、急速に進行する老朽化、大規模地震への対応が大きな課題になっています。本特集では、通信基盤設備を安心・安全かつ経済的に維持していくための、設備マネジメント技術、点検診断技術、補修・補強技術、地震対策技術の最新の技術動向について紹介します。 |
点検・補修タイミングを最適化する設備マネジメント技術
情報通信サービスを支える膨大な通信基盤設備について、今後の老朽化進行やメンテナンス技術者の減少を見据え、合理的かつ経済的な維持管理手法が求められています。そこで私たちは、劣化予測に基づき設備個々の状態に応じた点検・補修基準を定める設備マネジメント技術の研究開発を行っています。本稿では、設備マネジメント技術についての取り組みとマンホールの点検に関する維持管理手法について紹介します。 |
地震災害から通信サービスを守る耐震技術
NTTアクセスサービスシステム研究所では通信ネットワークを大規模地震から守るため、基盤設備の耐震技術および耐震性評価技術の精度向上に関する研究開発を続けています。本稿では、重要設備の耐震対策として2013年度に導入した特殊専用橋の耐震対策技術、および現在開発中の地下管路設備の耐震性評価技術の高度化に向けた取り組みについて紹介します。 |
作業の高効率化と高品質化を実現する基盤設備の点検診断技術
NTTアクセスサービスシステム研究所では、全国に点在する大量の基盤設備の点検診断に関し、他研究所が有するセンサネットワーク、メカトロニクス、リモートセンシング等のさまざまな技術との融合により、既存の画像処理技術をさらに進化させることによって、これまでの「人による診断」から、効率的に広範囲をカバーするスクリーニング点検手法に必要不可欠な「自動診断」への移行を目指しています。本稿では、最近の研究開発の動向として、電柱とマンホール鉄蓋に関する点検技術について紹介します。 |
安心・安全を確保し、長寿命化を実現するコンクリート構造物の補修・補強技術
NTTが大量に保有するマンホールやとう道といったコンクリート構造物は、建設から30〜40年を経過し、一部で劣化が顕在化しつつあります。これに対してNTTアクセスサービスシステム研究所では、将来にわたって永続的に使用するうえで必要となる維持管理の効率化と費用の抑制を目的として、既存設備の耐力を正確に把握し、効果的かつ経済的に補修・補強するための研究開発を行っています。本稿では、その研究開発の方向性と今後の展開について紹介します。 |
管路設備の効果的な補修・補強技術
管路設備は日本全国に張りめぐらされていますが、膨大な管路設備の老朽劣化に伴い、更改・補修費用などの維持管理コストの増大や、ネットワークの信頼性低下が懸念されています。新技術、新素材を活用した管路設備のリニューアル技術の開発により、管路設備の徹底的な有効利用を図り、コスト削減と信頼性の高いネットワークの維持に貢献していきます。本稿では地中に埋設されている管路と橋梁に添架されている管路について新たに開発した維持管理技術を紹介します。 |
□主役登場 |
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