□グローバルスタンダード最前線 |
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第21回世界電気通信標準化協調会議(GSC-21)報告
第21回世界電気通信標準化協調会議(GSC: Global Standards Collaboration)が2017年9月26〜27日までオーストリア・ウイーンで開催されました。GSC会合は、各標準化機関(SDO: Standards Developing Organization)間の活動の情報共有や活動の重複を回避した標準化活動の促進を目的としており、今回は11のSDOから計76名が参加して行われました。今回の戦略トピックスは、AI(Artificial Intelligence)とスマートシティについて議論されました。 |
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□テクニカルソリューション |
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世界で唯一の8回線同時モニタ・通話録音が可能な「ISDN多回線アナライザ」の開発
NTT東日本技術協力センタでは、1台で複数回線同時にISDN通信のモニタ・録音が可能な「ISDN多回線アナライザ」を開発しました。本装置はISDN通信にあるBRI(Basic Rate Interface)および PRI(Primary Rate Interface)において最大8回線(184チャネル)の制御信号(回線交換手順)、音声信号およびパケットデータの長期間記録が可能です。また、既存のモニタ装置にみられる多数のボタン類や複雑な設定もなく、設置とデータの収集が可能になっているため、INSネットサービスはもちろん、VoIP-GW(Voice over IP - Gateway)とPBX(Private Branch eXchange)間で利用しているISDN通信の故障切分け・原因究明までの時間短縮が期待できます。 |