バックナンバー一覧 >> 2018 Vol.30 No.3 >> 特集 |
本特集では、社会課題を解決し、Beyond 2020を見据えた将来ネットワーク実現に向けたNTT研究所の取り組みを紹介する。特に、Network-AIを含めたオペレーションの高度化・自動化、5G/IoT(Internet of Things)本格時代に向けた技術の方向性と実証の取り組み、およびオープンソースソフトウェア(OSS)やグローバルパートナーとのコラボレーションついて紹介する。 |
5G/IoT時代に向けた将来ネットワークの技術開発の取り組み
社会環境が急速に変化する中、社会がネットワークに寄せる期待も大きくなっています。NTTは、多様な需要にこたえ「新たな社会基盤」となるフレキシブル&スマートなネットワークを実現すべく研究開発を進めています。本稿では5G/IoT(Internet of Things)・Network-AI・オープンソースソフトウェア(OSS)の3つの柱を中心に2020年以降を見据えた研究開発の方向性、およびNTT各事業会社とのコラボレーションの取り組み概要について紹介します。 |
汎用技術・オープンコミュニティの活用
NTT研究所ではコラボレーションモデルを支えるネットワークを実現し、市場構造の変化や技術の潮流に柔軟に対応するためネットワーク系システム開発手法の変革に取り組んでいます。本稿ではオープンソースソフトウェア(OSS)やハードウェア部品を活用した組み上げ機能群の構築の取り組みや、オープンコミュニティでの活動を紹介します。 |
Network-AI技術の活用による新たな価値の創出
本稿では、ネットワークサービスのプロアクティブな保守運用に向けてNTT研究所で検討を進めているNetwork-AI技術に関する取り組みについて紹介するとともに、Network-AIを構成する要素技術の一部について、その概要や事業会社における検証状況を概説します。 |
Beyond 5G時代のアクセスネットワーク技術実現に向けた取り組み
社会背景の変化(モバイル・映像・IoT市場等の変化)から将来におけるエンドユーザの生活スタイルやキャリア・事業者のビジネス変化を想定し、その変化により普及が見込まれるICTサービスに必要な技術を抽出しました。本稿ではその技術の実現に向けた今後のアクセスネットワーク技術発展の方向性について、考察した結果を紹介します。 |
将来ネットワークアーキテクチャの具現化に向けた取り組み
5G/IoT(Internet of Things)時代には、社会基盤サービスの取込み、端末・トラフィックの大爆発、AI(人工知能)によるスマート化などさまざまなネットワークインパクトが予測されておりネットワークアーキテクチャの変革が求められています。本稿では、それらのインパクトを解決するあるべきネットワーク像を検討し、そのアーキテクチャと重要要素を具体化しPoC(Proof of Concept)による技術検証を行ったのでその取り組みについて紹介します。 |
ワンストップオペレーションMOOSIAに関する取り組み
本稿ではサービス事業者に対し、事業者のネットワーク・クラウド・アプリケーションを組み合わせて提供し、一括で運用・保守を可能とするワンストップオペレーション(MOOSIA)について紹介します。 |
ネットワーク系R&Dの変革を進めるグローバル・コラボレーションの取り組み
新たな社会基盤に向けたネットワークへの変革を進めていくうえで、これまで以上にさまざまなパートナーと連携を進めるだけではなく、R&Dのさまざまなフェーズにおいてグローバルなパートナーとの連携に取り組むことで、ネットワーク系R&Dのスキームを変革していくことが重要になると考えています。本稿では、その具体的な取り組み例として、現在進めているATII(APAC Telecom Innovation Initiative)ならびに海外キャリアやパートナー企業との取り組みについて紹介します。 |