バックナンバー一覧 >> 2004 Vol.16 No.2 >> 特集 |
NTTでは、安全・安心な環境エネルギー技術の実現に向けて、環境ITとエネルギー技術の研究開発を進めている。本特集では、NTT環境エネルギー研究所、NTTファシリティーズの研究開発と、NTTグループで推進している「環境負荷低減活動」について紹介する。 |
NTT環境エネルギー研究所が「環境の世紀」である21世紀に目指すビジョンは、地球から社会、人間へと研究開発テーマを拡張しながら、少子高齢化のインパクトを考えて改善と創造を主軸にビジネス展開を図っていくことです。ここでは、具体的な3つのコア技術要素と展開の方向性について紹介します。 |
NTTグループでは、環境保護活動の基本コンセプトとして「NTTグループ・エコロジー・プログラム21」を制定するとともに、紙資源削減、廃棄物削減、温暖化防止に関する主要行動計画目標(2010年の目標値)を定め、環境負荷の低減に努めています。ここでは、これらの3つの環境負荷低減活動について紹介します。 |
ITによる情報流通の進歩は、人やモノの不必要な移動をなくすこと、あるいは空間を効率的に利用できることなどにより、エネルギー消費量や二酸化炭素(CO2)排出量を減らして、環境に対する負荷を小さくできる可能性を秘めています。IT普及による社会全体の環境負荷削減効果を定量化する手法の開発と試算結果について紹介します。 |
ITをうまく融合活用することによって生活環境分野への関心を高め、具体的な環境行動に結びつけることが可能になると考えています。NTT環境エネルギー研究所では、新しい社会システムである循環型社会を構築していくことを目標に、その主体となる市民・企業・行政のエコミュニケーションを支える環境ソリューションを提供し、新しい社会の実現に向け研究開発を展開しています。本稿では、環境情報ビジネスへの現在の取り組み状況を紹介します。 |
地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、廃棄物の増大、環境ホルモン、ダイオキシン、大気水質汚染など広範囲の問題の解決が必要ですが、まず身の回りの環境を調べることから始めて、将来の予想を立てるためのツールとして環境モニタリング・アセスメント技術を開発提案しています。 |
いつでも、どこでも、誰とでも自由に情報流通できるためには、通信の高い信頼性が必要であり、クリーンでパワフルなバックアップ電源が求められています。ここでは、インフラ用としてニッケル水素蓄電池を搭載した高性能バックアップ電源システムと、ユビキタス用として携帯機器用電源のソーラカードパワーを紹介します。 |
NTTファシリティーズは、これまでNTTグループで進めてきた省エネルギー・省コスト運動を支えてきた実績と総合力を生かし、太陽光・風力独立電源システムや電力貯蔵ビジネス、電源の直流化などを推進し、エネルギーコストの削減とCO2などの環境負荷の低減を核とした事業、さらに分散型電源の監視・制御など多彩な事業を展開しています。 |
□主役登場 |
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