バックナンバー一覧 >> 2004 Vol.16 No.3 >> 特集 |
近年注目されているP2P技術は、仲介者なしにダイレクトかつシームレスにコミュニケーションするための最新IT技術である。本特集では、P2Pの最新動向と今後の展望について概観し、かつNTT研究所で開発したSIONetを用いたP2P型サービスを紹介する。またP2Pファイル共有の実態調査について紹介する。 |
1998年に提唱された「ブローカレスモデル(brokerless model)」を紹介することにより、P2Pの理念・本質について言及します。真のP2Pとはいかなるものなのか、どのような世界を目指しているのか、ブローカレスモデルと呼ばれる新たなビジネスモデルを理解することにより、P2Pの真髄に迫ります。またP2Pの最新動向と今後の展望について述べます。 |
意味情報ネットワークSIONetは高度なP2Pプラットフォームです。これを用いることにより、同じ趣向を持つ者どうし、企業内で協調して仕事を行う者どうしなど、さまざまなシーンにおける多様なコミュニティを形成することが容易になります。本稿では、SIONetを応用したコミュニティ向けアプリケーションについて紹介します。 |
インターネットへのアクセス環境の向上により、近年著しく、P2Pアプリケーションが普及してきています。中でも、P2Pファイル共有アプリケーションの普及は、通信事業者、著作権ビジネスにかかわる者たちをはじめ、さまざまな領域への影響が避けられません。しかしながら、ファイル転送時にはサーバを介さないP2Pアプリケーションの特性から、大規模な情報収集は困難とされてきました。本稿では、P2Pファイル共有アプリケーションの測定手法と測定結果を紹介し、P2Pファイル共有の規模、共有されているファイルの実態を示します。 |
□主役登場 |
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