バックナンバー一覧 >> 2004 Vol.16 No.5 >> 特集 |
ブロードバンドの高速双方向性を生かし、従来のリアルタイム型視聴に加え、メタデータを活用した番組ナビゲーションによるVOD(Video On Demand)、サーバ型視聴を可能とした放送通信連携システムを開発した。本特集では、開発システムとともにコア技術でありNTTが世界を先導するコンテンツ著作権保護技術、次世代コンテンツ配信技術、メタデータ関連技術を紹介する。 |
新しいTVの見方を実現する放送通信連携技術
放送コンテンツを光ネットワークで流通させるために必要な放送通信連携技術を紹介します。放送メディアと通信メディアで共通に使用できるコンテンツメタデータ、番組配信制御情報、コンテンツ権利保護情報、視聴者情報を規定することにより、放送と通信のサービス連携が可能となり、従来のTV視聴をより高度な視聴に進展させます。 |
放送通信連携に必要なコンテンツの権利保護技術
放送と通信が連携したコンテンツ配信サービスを実現するには、放送と通信それぞれの著作権の利用許諾が必要です。またその許諾に忠実に動作する受信機等が必要になります。その動作を実現するのが権利保護技術です。現在運用仕様策定が進められているサーバ型放送サービスに適用可能な権利保護技術を紹介します。 |
メタデータを活用した放送通信連携サービス制御技術
コンテンツ記述メタデータ(TV-Anytime準拠)に加え、配信制御条件を記述したメアデータを活用することでリアルタイム放送、サーバ型放送、VOD(Video On Demand)、ファイルダウンロード等の多様なコンテンツとメタデータの配信を統合的に管理・制御する技術について紹介します。 |
コンテンツレコメンデーション・フィルタリング技術
視聴者ユーザの嗜好情報や視聴履歴情報を利用したコンテンツレコメンデーション・フィルタリング技術について解説します。仮想ユーザIDを用いることにより、視聴者ユーザのプライバシーを保護したうえで、視聴履歴情報収集やコンテンツのレコメンド・フィルタリングを行うことが可能となります。 |
映像・音声認識、言語処理の適用による経済化メタデータ生成技術
シーン検索、ダイジェスト視聴等の高度視聴サービスが可能な番組映像の流通を促進するために、番組中のシーン内容に関するメタデータの生成作業のコスト削減が重要な課題となっています。映像・音声認識、および言語処理の技術を適用し、作業の低コスト化を実現するメタデータ生成技術を紹介します。 |
ブロードバンド時代にふさわしい次世代型放送STB
デジタル放送の開始により放送のパラダイムが大きく変わりつつあります。またFTTHをはじめとするブロードバンドの普及は放送のあり方にも大きな影響を与えつつあります。従来の放送から脱皮し、IP、蓄積機能の活用といったブロードバンド時代にふさわしい放送を実現するための次世代型STB(Set Top Box)を紹介します。 |
□主役登場 |
通信と放送の新しい連携技術の実現へ
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