バックナンバー一覧 >> 2005 Vol.17 No.2 >> 特集 |
NTTサイバースペース研究所では、3D表示・情報技術によるさまざまな分野への応用を目指した研究開発を進めている。本特集では、都市の3次元景観情報を構築する技術、視聴者が視点を自由に選択できる自由視点映像通信、任意の視点から画像を作成するイメージベーストレンダリングのためのデータ圧縮技術、液晶ディスプレイを積層した3D表示技術、3D映像を手軽に入出力可能とするREAL(RElief-like depth map generation ALgorithm)を紹介する。 |
上空からの3次元都市景観情報構築技術
上空から都市の3次元景観情報を構築する技術について紹介します。本技術は、HD映像および、レーザデータからそれぞれ3次元モデルを構築する技術です。オペレータ判断不要の全自動処理で、ビジネス分野に応じた入力メディアを選択でき、しかも短時間でモデリングできるため、広い分野での応用が期待されています。 |
多視点映像符号化をベースとした自由視点映像通信
視聴者が視点位置や視線方向を自由に選択できる自由視点映像について、NTTサイバースペース研究所が研究開発している映像符号化方法と通信プロトコルを紹介します。特に映像符号化方法については、複数のカメラ入力映像を効率よく圧縮符号化するための多視点符号化方法を中心に解説します。 |
任意視点画像コンテンツのためのデータ圧縮
イメージベーストレンダリングは、映像の鑑賞者が視点位置や視線方向を自由に選択できるインタラクティブな任意視点画像コンテンツを実現します。NTTサイバースペース研究所が研究開発しているデータ圧縮方法を示し、特に応用上重要となるスケーラビリティ等の機能の実現方法について技術解説します。 |
前後2面のLCDを積層したDFDディスプレイ
NTTサイバースペース研究所では、2つの一般的な画像を前後2面に重ね合わせて表示し、その明るさの割合を変化させることで2面の間の任意の位置に奥行き位置を知覚できる新たな立体錯視現象を発見しました。この立体錯視現象を応用して前後2面に透明なLCDを積層したコンパクトな3Dディスプレイについて紹介します。 |
レリーフ調奥行きマップ生成(REAL)方式の提案
実写の3D映像を手軽に入出力可能とする新しい手法としてREAL(RElief-like depth map generation ALgorithm)を提案します。REAL方式は、立体化したい部分にコイン上のレリーフのような奥行き値を付与する方式です。ここでは、REAL方式の詳細および主観評価結果について紹介します。 |
□主役登場 |
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