バックナンバー一覧 >> 2007 Vol.19 No.2 >> 特集 |
NTT物性科学基礎研究所では、将来の情報通信の基盤技術を導くと期待される新しい機能性ナノ構造にかかわる基礎研究を、理論・実験の両面から進めている。本特集では最新の技術について紹介する。 |
新しい機能性ナノ構造開発のための計算物理技術
新しい機能性ナノ構造開発、ナノ素子の開発においては、もはやあらゆる物質が原子から構成されているという事実を考慮しなければなりません。計算物理技術は、原子の基本構成要素である原子核と電子の運動を量子力学に基づいて調べることが可能なので、新機能ナノ素子開発で重要な役割を果たすことが期待されています。本稿では最新の計算物理技術について紹介します。 |
16nm技術ノードへ向けたブロック共重合体リソグラフィ
ブロック共重合体リソグラフィは、分子サイズと同程度のナノ構造を大量に形成できることから、極限リソグラフィ技術への応用が期待されています。本稿では、NTT物性科学基礎研究所で行った、16nm以下の超微細ナノ構造の精密配向制御技術について紹介します。 |
カーボンナノチューブの低エネルギー照射損傷とその応用
ナノエレクトロニクス材料への応用が期待されているカーボンナノチューブに低エネルギーの電子や光子を照射すると、容易に欠陥が生成される現象を発見しました。更に生成した欠陥が示す奇妙な物性や、欠陥を利用した電界効果トランジスタ特性の制御などについて紹介します。 |
半導体ナノスケール薄膜の歪解析
シリコン・オン・インシュレータ(SOI)基板上のシリコンナノ薄膜は次世代の半導体材料として全世界で盛んに研究が進められています。本稿では、シリコンナノ薄膜に存在する微小な歪みの分布を解析する方法と歪み分布のない均質なシリコンナノ薄膜を絶縁膜上に形成する技術を紹介します。 |
□主役登場 |
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NTTドコモでは、W-CDMAのさらなる高速・低コスト・低遅延化を目的として、昨年8月よりHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)の商用サービスを開始した。本特集では、HSDPAの概要、無線ネットワーク装置における各機能、無線伝送スループット特性、およびHSDPAを利用したサービスなどを紹介する。 |
HSDPAの概要
昨年8月よりサービスを開始したHSDPAは、W-CDMAのさらなる高速化、低コスト化、低遅延化を目的に開発されました。本稿では、HSDPAの技術的特徴について解説します。 |
HSDPAの無線ネットワーク装置開発
NTTドコモでは、早期かつ経済的なエリア展開を可能とする無線ネットワーク装置の開発を行っています。本稿では、新たに開発された各装置の機能実現方法について紹介します。 |
HSDPA移動端末の開発および無線伝送特性
昨年8月よりサービスを開始したHSDPAの対応移動端末として、高速通信の特徴を生かした音楽配信などの新機能搭載モデルに加えて、法人ユーザの利用も意識し、カード型端末モデルも開発しました。本稿ではHSDPA移動端末の概要と、屋外実験における無線伝送スループット特性について解説します。 |
HSDPAを活用したミュージックチャネルサービスのシステム開発
FOMAのネットワークおよび移動端末のHSDPA通信方式対応に伴い、高品質の音楽や映像など大容量コンテンツのダウンロードが可能となりました。本稿では、HSDPAを利用して大容量音楽コンテンツをダウンロードして楽しむ、ミュージックチャネルサービスの概要、およびシステム構成を紹介します。 |
□主役登場 |
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