バックナンバー一覧 >> 2007 Vol.19 No.8 >> 特集 |
NTTサイバースペース研究所では、映像モニタリングサービスの高度化・高付加価値化を実現するため、監視に役立つ画像処理技術およびこれらを活用したソリューションの研究開発を行っている。本特集では取り組み概要の全体像に加え、個別の画像処理技術として、非定常度推定技術、人物追跡技術、および人物姿勢推定技術を紹介する。 |
インテリジェントな映像モニタリングを目指して
NTTサイバースペース研究所では、映像モニタリングをより賢く、便利にするため、膨大な監視映像から必要な情報を取り出す画像処理技術、およびこれらを活用した映像モニタリングソリューションの開発を進めています。本稿では、画像処理技術の概要に加え、金融分野への適用を目指したソリューションの事例を紹介します。 |
監視映像からの非定常度推定技術
映像から注目すべきシーンを検出して、注目度の高い順に提示する技術について紹介します。定常的なパターンとは異なるパターンを検出し、はずれ具合を非定常度として定量化する統計的な手法を用いています。大量に蓄積されている監視映像をチェックする負担を軽減できるので、監視映像の高付加価値化機能として期待されています。 |
映像モニタリングのための人物追跡技術
不審人物の監視や顧客の店舗内動線を追跡することなどを目的とした人物追跡技術を紹介します。遮蔽物がある場合でも、環境情報の活用により、正確に人物の動きを追跡する技術です。監視用途のみならず、マーケティング用途への活用が期待されています。 |
映像モニタリングのための人物姿勢推定技術
映像中の人物の姿勢を、画像処理で推定する技術について紹介します。人物姿勢を推定することによって、不審な行動の検知や、顧客がどこに注目しているか集計して店舗内の効率的な商品配置に役立てることなどが期待できます。本稿では、カメラが1つの場合と多数の場合の双方のアプローチについて説明します。 |
□主役登場 |
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NTTアクセスサービスシステム研究所では、無線LAN-QoS制御技術の研究開発を進めている。本特集では、マルチメディアアプリケーションの通信品質の向上・安定化を実現する技術について紹介する。 |
無線LAN通信品質制御技術の概要
マルチメディア系アプリケーション(音声・映像ほか)の普及に伴い、今後は無線LANでも同様にサポートすることが重要になってきます。本稿では、IEEE802.11e-EDCA方式をベースにして通信品質の向上化・安定化を実現する、「無線LAN通信品質制御技術(機能ソフトウェア)」の概要について紹介します。 |
無線LANのEDCAパラメータ動的更新技術
IEEE 802.11無線LANを使用したVoIPなど、無線LANでも高品質な通信に対する需要が高まっており、NTTアクセスサービスシステム研究所ではその通信の品質制御技術の研究開発に取り組んでいます。本稿では無線LANでの優先制御技術と、アクセスパラメータの動的更新技術について解説します。 |
無線LAN における受付制御技術およびトラヒック制御技術
無線LANでは、利用環境や通信状況が変化すると、音声や映像等のリアルタイム通信に対し通信品質を確保できない場合があります。本稿では無線LANの通信品質確保を実現するための、受付制御技術およびトラヒック制御技術について紹介します。 |
マルチホップネットワークにおける基地局間リソースを考慮した端末受付制御技術
オフィス・家庭内・公衆エリアにおいて、手軽に無線LANエリアを拡張できるマルチホップネットワークが注目されています。本稿では、音声や映像などのマルチメディア通信品質をマルチホップネットワークにおいて維持するための、基地局間リソースを考慮した端末受付制御技術(マルチホップ帯域制御技術)について紹介します。 |
無線LANにおけるマルチキャスト優先制御技術
無線LANを用いたアプリケーションでは、音声通話以外にもマルチキャストによる映像のストリーミング配信などが注目されています。本稿では、音声や映像のようなマルチメディア通信の品質向上を実現する無線LANマルチキャスト優先制御技術を紹介します。 |
□主役登場 |
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