バックナンバー一覧 >> 2008 Vol.20 No.3 >> R&Dホットコーナー |
IP網で正確な周波数や時刻を配信するため、時刻同期プロトコルNTPをハードウェア実装したHwNTP技術を開発しました。HwNTPを使えば、1msのジッタがあるネットワークでも1μs以内の同期精度が実現できます。本技術は、デジタル光ファイバ無線・超高速並列伝送・映像伝送等への応用が期待されます。 |
今後の移動体衛星通信に必要とされる基盤技術の開発・宇宙実証を目的とする技術試験衛星[型(ETS-[:Engineering Test Satellite-[、きく8号)が、2006年12月にH-UAロケットにより打ち上げられました。NTTアクセスサービスシステム研究所は、衛星搭載用マルチビームアンテナ実現に不可欠なビーム形成装置(BFN:Beam Forming Network)を開発し、本衛星に搭載しています。ETS-[が定常運用に移行した2007年5月から詳細なアンテナパターン測定を実施し、BFNが問題なく動作していることを確認しました。 |
インターネットのグローバルな到達性とVPNのセキュリティを両立させた新しいグループ通信システムとして、NTTで研究開発中のSPXを紹介します。SPXでは、複数VPNへの多重アクセス技術をキーとして、セキュリティをVPN並みに維持しつつ、到達性もインターネット並みに拡大できます。このため、主にコミュニティ向けのサービス提供に適しています。 |