バックナンバー一覧 >> 2009 Vol.21 No.1 >> 特集 |
映像通信サービスを快適な品質で提供するためには、ユーザ体感品質(QoE)を評価できる方法論の確立が重要である。本特集では、映像通信サービスのQoEを定量化する主観品質評価技術、NTTサービスインテグレーション基盤研究所が開発した映像品質客観評価技術、および最新の国際標準化動向等について紹介する。 |
映像通信サービスの品質設計・管理技術のフレームワークと標準化動向
IPTVや映像コミュニケーションサービスなど、ブロードバンドサービスを利用した豊かなマルチメディアサービスの発展が期待されています。このように音声・映像といった視聴覚メディアを用いたサービスの品質は、ユーザが感じる品質(主観品質)によって評価されます。本稿では音声・映像メディアの品質設計・管理に資する品質評価技術のフレームワークとその標準化動向を紹介します。 |
映像通信サービスの品質設計技術
映像通信サービスにおけるアプリケーション・ネットワーク・ユーザ端末の各種品質設計パラメータからユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)を推定する計算モデルを紹介します。本技術により、映像メディア信号やIPパケットの品質測定を行わず、簡便・効率的にサービス品質設計を行うことができます。 |
配信コンテンツ品質管理のためのメディアレイヤ映像品質客観評価技術(J.247)
ITU-T J.247勧告として国際標準化されたメディアレイヤ映像品質客観評価技術の概要について説明します。本技術はIPネットワークを介した映像配信サービスを対象に、符号化劣化およびパケット損失による劣化に対するユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)を精度よく推定する技術です。 |
エンドユーザ品質管理のためのパケットレイヤ映像品質客観評価技術
映像配信サービスのエンドユーザの体感品質(QoE: Quality of Experience)を管理する技術として、ユーザ端末で受信したIPパケットのヘッダ情報のみから、映像品質を推定する技術について紹介します。本評価技術をHGW(ホームゲートウェイ)やSTB(セットトップボックス)に組み込み品質測定を行うことにより、サービス提供中のエンドユーザ品質管理に適用することができます。 |
□主役登場 |
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「そうそう、この情報が欲しかったんだ」「あらっ? こんな情報もあるのね。助かったわ」―― NTTサイバーソリューション研究所では、検索結果だけではなく、驚きや喜びをも提供できる検索サービスの実現に向けて基本技術の研究開発を進めている。本特集ではその一端を紹介する。 |
ブログ文書集合を用いた語句関連性の抽出手法
ブログは消費者の生の声を伝えるクチコミメディアとして、大きな影響を及ぼすようになってきています。本稿では、ブログの文書を解析することによって、同じターゲットユーザ層によって注目されている、関連商品もしくは競合商品といったような語句を抽出するマーケティング分析技術について紹介します。 |
比較評価情報を用いたオブジェクトのランキング手法
本稿では、人々が比較評価した情報を用いて商品、人、店舗等の対象をランキングする技術を述べます。この技術は、「他の競合する対象との関係からその対象の価値を判断する」という、新たな意思決定のかたちを人々に提供します。 |
ブログ記事の反響特性分析
本稿では、「読者からどのような反響を呼んでいるか」という観点でブログ記事を評価する反響特性分析という技術を紹介します。 |
Web検索を用いたテキストセグメンテーション
テキストセグメンテーションは、与えられた文書を内容に応じて「意味段落」に分割する手法です。Web文書の解析技術は大きく進歩しましたが、処理する単位としては「文書」が使われています。しかし、処理する単位を意味段落にすれば、もっと「切れ味の鋭い」サービスが実現できます。 |
アクセス集中サイトを利用した検索精度の向上
検索エンジンはあらゆる情報の取得方法として欠かせない存在になっています。しかしながらWWW(World Wide Web)上の情報は爆発的に増加しており、ユーザの検索意図に沿った検索結果を返すことが困難になっています。本稿では次世代の検索エンジンに向けて、高精度な検索結果を実現するランキング技術について紹介します。 |
□主役登場 |
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