バックナンバー一覧 >> 2010 Vol.22 No.1 >> 特集 |
ユビキタス社会に向けたヒトとモノ、ネットワークをつなぐヒューマンエリアネットワーク技術は、人体を通じて通信する技術、無線を使って非接触で通信する技術などにより、さまざまなビジネスに展開されようとしている。本特集ではNTTで開発した人体近傍電界通信技術「レッドタクトン」について紹介する。 |
人体近傍電界通信技術「レッドタクトン」を活用したビジネス戦略
ユビキタス社会に向けたヒトとモノ、ネットワークをつなぐヒューマンエリアネットワークは、人体を通じて通信する技術、無線を使って非接触で通信する技術などにより、さまざまなビジネス展開がされようとしており、この中でNTTはヒトやモノの表面に発生する電界を活用した通信技術レッドタクトンを開発しています。本稿では本技術を活用したビジネス戦略について解説します。 |
人体近傍電界通信技術「レッドタクトン」とその応用
人体近傍電界通信の技術開発の背景と原理を述べるとともに、安定な通信を確保するためのキー技術である効率的電界誘起技術と環境雑音除去技術について解説します。さらに、この通信技術の特徴と従来の近距離無線技術との違いを明らかにし、応用分野について述べます。 |
高機能・小型電界通信モジュール用LSIの開発
NTTマイクロシステムインテグレーション研究所では、交流電界を利用する方式で人体近傍電界通信技術の研究開発を進めています。本技術をパーソナルユースに対応させ広く普及させていくためには、小型化、低コスト化が条件となります。そのためには、徹底的な外付け部品削除とLSI化・小型モジュール化が必然の流れとなります。本稿では、開発したLSIの構成と本LSIを用いた端末による通信評価について述べます。 |
人体近傍電界通信のモデル化と通信品質評価
人体をケーブルとして利用した電界通信は、周囲環境に存在するさまざまな雑音の影響を受けやすくなり、利用形態や設置環境に通信性能が大きく依存します。安定した通信を確保するには、人体、送受信機、電極、ケーブルで構成される通信路を使用形態に応じてモデル化し、回路設計に落とし込むことが要求されます。また、電界通信端末を正しく評価するためには、計測器と被測定対象とが電気的にアイソレーションされた計測技術が重要となります。本稿では、電界通信のモデル化と光技術を利用した通信評価技術について述べます。 |
人体近傍電界通信技術「レッドタクトン」におけるファームウェア技術
双方向の電界通信を実現する高機能・小型通信モジュールに搭載して、当該モジュールの持つ双方向通信機能を最大限に活用しながら入退室管理や名刺交換のような各種サービスを実現するファームウェアについて紹介します。具体的には、実現を目指すサービス、ファームウェアに要求される機能、および構成方法について説明します。 |
□主役登場 |
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