バックナンバー一覧 >> 2011 Vol.23 No.1 >> 特集 |
NTTマイクロシステムインテグレーション研究所では、ネットワーク装置の高機能、高性能、高信頼化に資する集積回路設計技術の研究開発を進めている。本特集では、次世代アクセスネットワークシステム向けの通信処理SoC(System on a Chip)および光フロントエンド高速ICの設計技術を概説し、研究開発状況を紹介する。 |
通信システムに組み込まれるSoCとはどのようなものか? また、なぜその技術が重要なのか? 本特集では、NTTマイクロシステムインテグレーション研究所で研究開発を行っている光アクセス通信システム用のSoCと高速フロントエンドエレクトロニクスについて、その特徴と役割、そしてこれらを設計するうえでの技術と課題について解説します。 |
専用処理回路とプロセッサを搭載した大規模SoC(System on a Chip)の設計では、手戻りや工数削減のため、プロセッサ上のソフトウェアと専用処理回路のハードウェアを設計初期から結合検証することが必要となります。本稿では、仮想ハードウェアを用いる協調シミュレーションの方法とその効果を、実例を交えて紹介します。 |
MAC制御LSIは、光アクセスシステムを構成するOLTやONUが備えるべき機能のほとんどを搭載する重要な部品です。実現すべき機能はPONインタフェース機能のほか、バッファやブリッジ、さらには保守や認証などの機能を含みます。本稿では、これらを備えるMAC制御LSIを開発するプロセスと構成法について解説します。 |
SoC(System on a Chip)検証工程は設計データの品質向上のために重要な工程ですが、近年検証期間の長期化が問題となっています。このため、光アクセス通信用SoCの検証では、FPGA(Field Programmable Gate Array)を利用した検証を従来の検証と並行して行い、検証期間の短縮と設計品質の向上を図りました。本稿では、これらのFPGA検証技術について説明します。 |
次世代の光アクセスシステムである10G-EPONでは、一般の通信とは異なり、10 Gbit/sの高速光信号を断続的に受信する必要があります。本稿では、突然入力する光信号に、瞬時に反応して正常な受信状態にする新しいバースト受信回路を紹介します。 |
□主役登場 |
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