バックナンバー一覧 >> 2012 Vol.24 No.11 >> 特集 |
東日本大震災以降、通信設備に対する電力消費量の削減や、電力の安定供給に向けた新技術が求められている。本特集では、NTT環境エネルギー研究所で研究を進めている通信ビル・データセンタの省電力化技術、通信設備の電源供給を支える蓄電池・発電技術、環境負荷削減に向けた取り組みについて紹介する。 |
サステナブル社会の実現に向けた環境・エネルギー技術
東日本大震災以降、サステナブル社会や企業のBCP(Business Continuity Plan)の重要性は改めて認識されています。本稿では、サステナブル社会実現に向けたエネルギーマネジメント技術、省資源に貢献するグリーン・インフラ技術について紹介します。 |
データセンタエネルギー管理システム(DEMS)のICT−空調連係制御技術による省電力への取り組み
NTT環境エネルギー研究所ではデータセンタや通信機械室の省電力技術としてDEMS(Data center Energy Management System)の研究開発に取り組んできました。本稿では、新たな省電力技術として空調消費電力最小則に 基づく複数空調連係制御とさらにその効果を拡大するICT装置との連係制御、そして大規模データセンタへ適用できるデータ高速処理技術について紹介します。 |
通信設備の停電耐力を向上させる蓄電池および燃料電池の開発
東日本大震災での長時間の商用電力の供給停止により、通信サービスを継続するために必要な電力供給の重要性が改めて問われています。本稿では、いかなる場合においても通信サービスの提供を継続する電源の考え方と、そのための蓄エネルギー、創エネルギーを実現する高エネルギー密度蓄電池と高効率燃料電池の開発について紹介します。 |
電気通信用設備材料の長寿命化と高信頼化に関する研究
NTT環境エネルギー研究所では、電気通信用構造物に用いる材料の長寿命化をねらいに環境適合化と高信頼化技術の研究開発を進めています。本稿では、メンテナンスの効率化を目指した鉄塔などの屋外構造物設備の塗膜の劣化判定技術の取り組み事例、および通信設備のメンテナンスの実施をリスクに応じて判断する、リスクベース設備管理技術の雷害への適用事例を紹介します。 |
環境アセスメント共通基盤の開発
本稿では、NTTグループが提供するICTサービスの環境負荷削減への貢献を訴求するためにNTT環境エネルギー研究所が開発した、環境アセスメント共通基盤を紹介します。また、環境影響評価の考え方、およびNTTグループのソリューション環境ラベル制度の普及、「THE GREEN VISION 2020」の目標達成における位置付けについて解説します。 |
□主役登場 |
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