バックナンバー一覧 >> 2013 Vol.25 No.10 >> 特集 |
NTTグループでは多くのソフトウェアが活用されている。それらの開発は日々の改善で効率化が進められているが、必ずしもすべての開発が円滑に行われているわけではない。本特集では、ソフトウェア開発の安定化、効率化に向けた、NTTソフトウェアイノベーションセンタの取り組みを紹介する。 |
NTT研究所でのソフトウェア開発技術の取り組み
NTTグループでは多くのソフトウェアが活用されています。それらの開発も多数行われていますが、必ずしもすべての開発が円滑に行われているわけではありません。そこで、ソフトウェア開発の安定化とさらなる効率化に向けて、NTTソフトウェアイノベーションセンタ(SIC)では、ソフトウェア開発技術に関する研究開発を進めています。本特集では、これらの研究開発について紹介します。 |
企画・要件定義プロセスの改善
ソフトウェア開発においては、その最初のプロセスとして、企画・要件定義プロセスがあります。このプロセスでは、関係するステークホルダ要求を整理し、実現するソフトウェアへの要件を明確化する必要があります。しかし、実際には多くの課題があり、その改善が要望されています。本稿では、企画・要件定義に関する実務・研究の動向を踏まえ、私たちが検討を進めている企画・要件定義プロセスの改善に関する活動を紹介します。 |
ソフトウェアの品質確保と開発コスト削減を目指したテスト自動化技術
ソフトウェアの品質確保やコスト削減に対する事業会社からの要求が増えていく中で、開発全体のコストに占める割合が大きく、品質確保の要であるソフトウェアテスト支援技術への関心が高まっています。現状、テストは大部分が手動で行われており、漏れやミスが発生したり、大きなコストがかかるといった問題があります。このような問題を解決するための取り組みとして、本稿ではソフトウェア設計書からテスト項目、テスト用データ等を網羅的に自動生成する技術について紹介します。 |
R&Dソフトウェア開発標準とその運用
NTTサービスイノベーション総合研究所では、商用からインキュベーションまでさまざまな品質に対応する独自のソフトウェア開発標準を策定し、4年間にわたって運用しています。事業会社へ成果提供されるプロダクトを中心に約200案件が適用し、組織がオーソライズした品質とリスクの見解を持っています。本稿は最新のソフトウェア開発標準である「R&Dソフトウェア開発標準」の特徴と運用、その効果と今後の展開について述べます。 |
□主役登場 |
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