バックナンバー一覧 >> 2014 Vol.26 No.10 >> R&Dホットコーナー |
NTTでは、公衆電話、固定電話通信などのサービスを、いつでも、どこでも、誰もが利用可能な料金でお客さまに提供できるよう、通信網の維持・保守に取り組んでいます。これらのユニバーサルサービスを提供するために、NTTでは光ファイバなど有線系インフラ整備が困難な山間部や離島、被災地の通信手段として衛星通信を活用するとともに、その一層の効率化、高度化を目指し研究開発を推進しています。ここでは、海底光通信や衛星通信により離島に通信サービスを提供するネットワーク設備全体の早期マイグレーション(ネットワークシンプル化)の実現に向けて開発した「衛星回線終端装置SYS-U」について紹介します。 |
NTTアクセスサービスシステム研究所では業務の効率化に取り組んでいます。今回、さらなるフロースルー化の実現に向け、異なるネットワークの間でも必要な情報だけを安全かつ簡易に流通させることのできるデータブリッジの開発を行いました。ここではデータブリッジの概要、および技術的な特徴を紹介します。 |
中堅中小オフィス向けに簡易に無線LAN(Local Area Network)の設計・構築を可能とするツールを開発しました。オフィスフロアの構造情報を基に、無線伝搬のシミュレーションを行う機能と、設置された無線アクセスポイント(AP)どうしによる信号から、環境を推定し、出力強度やチャネルを自動的に計算し、無線APに設定を反映する機能を有しており、無線LANの専門でない方でも設計・構築作業を行うことができます。従来の設計・構築と比較して、12時間分の作業工程を3時間に短縮する効果が見込めます。 |
NTTネットワークサービスシステム研究所では、モバイルサービス、クラウドサービスの拡大などに伴い、急激なトラフィックの増加が見込まれるNTTグループの中継ネットワークを経済的に構築するとともに、運用性、信頼性の向上にも資する「100Gパケットトランスポートシステム(100G-PTS)」を開発しました。ここでは、本システムの概要および特長を紹介します。 |