バックナンバー一覧 >> 2014 Vol.26 No.10 >> 特集 |
社会、産業を支える情報システムは、大規模なソフトウェアの存在なくしては成立せず、そのソフトウェアを開発するための生産技術は、過去数10年にわたって大きな進展が見られず、膨張する需要を人海戦術でしのいでいるのが現状である。このようなソフトウェア開発における各種の課題はNTTグループで連携して取り組んでいる。その取り組みの1つとして本特集では、NTTデータが注力しているソフトウェア生産技術革新について紹介する。 |
大規模なシステム開発を支えるソフトウェア生産技術
社会、産業を支える情報システムは、大規模なソフトウェアの存在なくしては成立し得ません。しかし、そのソフトウェアを開発するための生産技術は、過去数十年にわたって大きな進展はみられず、膨張する需要を人海戦術で凌いでいるのが現状です。本特集では踊り場に立つソフトウェア開発の課題を打破するソフトウェア生産技術革新について紹介します。 |
NTTデータにおけるソフトウェア開発自動化の取り組み
NTTデータでは、ソフトウェア開発の自動化として、各工程で人間がかかわる作業を少なくする取り組みを2010年から進めてきました。しかし、ソフトウェア開発の自動化は、特別な技術を必要としないため、どの取り組みも大きな差はありません。そこで、自動化技術をいかに普及展開し、デファクトスタンダードにしていくかが重要となっています。本稿では、NTTデータの自動化技術の概要と普及展開の状況について紹介します。 |
真の上流工程へのシフトを実現するTERASOLUNA Simulator
NTTデータではシステム開発を行うための自動化ツール群としてTERASOLUNA Suiteを推進しており、社内実績では大きな削減効果を上げています。しかし、試験について目を向けるとまだ多くの手間と工数が掛かっており、生産性向上の可能性が残されている状況です。本稿では解決の1つの取り組みとして、結合試験の稼働を丸ごと削減することを目指して研究開発を進めているTERASOLUNA Simulatorを紹介します。 |
ソフトウェア資産の再利用への挑戦
ソフトウェア再利用技術は、これまで一定の成功はあるものの、再利用の本質的な難しさにより、数多くの失敗を重ね現在に至っています。しかしながら、近年のソフトウェア資産のビッグデータ化は、再利用技術の難しさを解決できる可能性があります。本稿では、NTTデータが進める新しい再利用技術の研究開発について紹介します。 |
情報システムの継続的利用のためのレガシーモダナイゼーション
大規模なメインフレームシステムは複雑化やブラックボックス化が進み、保守開発やシステム更改の費用が高い状況が続いています。オープンシステムへの移行によって費用を抑えようとしても、全く異なるプラットフォームへの移行は容易ではありません。本稿では、大規模メインフレームシステムのリホストによるオープン化の難しさと、システム開発の自動化を活用した打開策について説明します。 |
□主役登場 |
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