バックナンバー一覧 >> 2016 Vol.28 No.3 >> 特集 |
現在、日本の農業は、農業就業人口の減少や高齢化、耕作放棄地の増加などさまざまな課題を抱えており、ICTはこれらの課題の解決に貢献できると注目されている。本特集では、NTTグループのICTを活用した農業分野への取り組みについて紹介する。 |
NTTグループの農業×ICTがつくる未来
現在、日本の農業は、農業就業人口の減少や高齢化、耕作放棄地の増加などさまざまな課題を抱えており、ICTはこれらの課題の解決に貢献できると注目されています。NTTグループはこれまで通信事業で培ってきたICTを活用した農業分野への取り組みを行っています。本稿では、NTTグループの農業×ICT戦略について紹介します。 |
生産環境の見える化により効率的な農業運営・管理を実現
ICTを活用した農業への取り組みの1つとして「生産環境の見える化」があります。勘と経験を頼りにした生産から、生産環境・作業状況をデータとして見える化することで、より効率的な生産管理・作業運営が実現できるため、品質の向上・収量増につながります。さらに生産情報の利活用として、環境制御・予測、流通(販売)との連携に広がりをみせています。「効率的かつ安定的な農業経営」の実現に向けて、生産分野でのICTによる情報利活用のための仕組みづくり・活用事例を紹介します。 |
分娩事故,発情見逃し0(ゼロ)へ(畜産分野の取り組み紹介)
NTTドコモでは、日本の農業全体の活性化のため、「生産性の向上」および「省力化」といった重要課題にICTを通じて貢献したいと考えています。本稿ではドコモの全国モバイルネットワークを活用し、専門的な知見を活かしながら農業のICT化に果敢に取り組むベンチャー企業と"協創"した、センサから情報管理・閲覧までのトータルサポートを目指した農業・畜産系ソリューションを紹介します。 |
生産者と消費者をつなぐ産地直売所をASP型サービスで効率的にサポート
NTT東日本では産地直売所での生産者・直売所管理者の業務を支援するASP型産地直売所システム「1、2、の産直」を提供しています。ASPサービスにより容易に導入でき、産地直売所での生産者・直売所経営者の課題解決に役立つ産地直売所ソリューションです。本稿では、本システムの特長や導入効果を紹介します。 |
農業分野におけるR&Dの取り組み
NTTでは、ICTを活用した新規ビジネス領域の拡大に向けた研究開発に取り組んでいます。本稿では新規ビジネス領域である農業分野への取り組みとして、2015年10月13〜15日に幕張メッセで開催された「国際次世代農業EXPO」へ出展した「インテリジェントマイクと音声認識エンジンVoiceRexを用いた農作業記録ソリューション」「920MHz帯を用いたアクティブRFIDによるクラウド型パレット管理システム」「レーザの光を用いて食品の産地・品質の偽装を抑止する!レーザガスセンシング技術」について紹介します。 |
スマートな農業を支援する NTTグループの取り組み
農業の競争力強化に向けて、NTTグループでは、ICTを通じたスマートな農業の支援に取り組んでいます。本稿では、自然環境(気象、地理・地形、鳥獣害被害)に対するNTTグループの取り組み事例として、2015年10月14〜16日に幕張メッセで開催された「国際次世代農業EXPO」に出展した各社の成果を紹介します。 |
□主役登場 |
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