バックナンバー一覧 >> 2016 Vol.28 No.7 >> 特集 |
光トランスポートネットワークは、現在、1波長 100Gbit/sまでの動作速度が実現・運用されている。本特集では、この100Gbit/s光トランスポートネットワークの次世代版である、Beyond 100G光トランスポートネットワークに向けた、NTT未来ねっと研究所、およびNTTデバイスイノベーションセンタのデバイス技術開発について紹介する。 |
Beyond 100G光トランスポートネットワークに向けたデバイス技術開発
光トランスポートネットワークはこれまで30年以上にわたり通信容量を拡大し続け、通信回線の経済化・インターネットの進展・スマートフォンの普及など、ネットワークサービスをより使いやすく、豊かにすることを下支えしてきました。今後もIoT(Internet of Things)や5Gモバイルといったより高度で大きな通信容量を必要とするネットワークサービスを下支えするため、1波長 100Gbit/sを超える通信容量のBeyond 100G光トランスポートネットワーク、およびこれを実現するためのデバイス技術が必要となります。本稿では、Beyond 100G光トランスポートネットワークに向けたデバイス技術開発の方向性について紹介します。 |
Beyond 100G光トランスポート用デジタル信号処理回路(DSP)
本格的なビッグデータ社会の基盤となる光トランスポートネットワークには、さらなる高速化・大容量化および経済化が求められています。本稿では、大容量光トランスポートネットワークの発展を支える100Gbit/s超級(Beyond 100G)デジタルコヒーレント光伝送技術とその主要機能を実現するデジタル信号処理回路(DSP)について紹介します。 |
Beyond 100G光トランスポートネットワーク用光送受信器
次世代の光通信ネットワークシステムであるBeyond 100G光トランスポートネットワークを経済的に構築するためには、構成部品である光送受信用デバイスの小型・大容量化と省電力化が不可欠です。本稿では、Beyond 100G光トランスポートネットワークのキーデバイスであるデジタルコヒーレントトランシーバの小型化と低消費電力化を可能とするInP(インジウムリン)材料を用いた光変調器、およびシリコンフォトニクスを活用した小型コヒーレントサブアセンブリを紹介します。 |
アバランシェフォトダイオードを用いた400ギガビットイーサネット用高感度受信モジュール
次世代のイーサネットの規格である400ギガビットイーサネットの伝送距離拡大に向けてアバランシェフォトダイオード(APD)を用いた光受信モジュールの開発を進めています。本稿では、400ギガビットイーサネットにて採用されたPAM4方式に対するAPDへの適用性、および作製した受信モジュールの受信特性について紹介します。 |
100Gbit/s/λ伝送の実現をめざした光送信モジュールの高周波実装技術
NTTデバイスイノベーションセンタでは、400ギガビットイーサネット用光トランシーバのさらなる小型・低消費電力化を想定し、これを実現するための基盤技術として開発を進めています。本稿では、1波長当り100Gbit/sを超える光送信モジュールに適用可能な高周波実装技術について紹介します。 |
□主役登場 |
|