バックナンバー一覧 >> 2016 Vol.28 No.12 >> 特集 |
NTTグループでは、数多くのソフトウェアを活用しお客さまへサービスを提供している。さらなるサービスの提供や拡張のために、このソフトウェアの開発を安定的、効率的に行うことは重要である。本特集では、この実現をめざす、NTTソフトウェアイノベーションセンタのソフトウェア開発生産性向上の取り組みを紹介する。 |
NTTソフトウェアイノベーションセンタでのソフトウェア開発生産性向上の取り組み
NTTソフトウェアイノベーションセンタ(SIC)では、高品質で迅速なサービス提供の実現とTCO(Total Cost of Ownership)削減をめざしています。このためには、サービス提供の肝となるソフトウェアを早く、安く、品質良く開発し、安定して運用することが大切です。本稿では、SICがオープンソースを活用して開発したソフトウェア開発生産性向上技術の基盤となる「Macchinetta」(マキネッタ)と関連する技術を紹介します。 |
Macchinettaフレームワークを基盤としたアプリケーション開発の効率化
NTTソフトウェアイノベーションセンタでは、新たなソフトウェア開発技術を研究開発し、整備していくことによって、NTTグループ全体のソフトウェア開発の安定化・生産性の向上を実現するための取り組みを実施しています。本稿では、Web系業務アプリケーションの開発効率を向上するために開発したMacchinettaフレームワークについて説明し、さらにそのフレームワークを基盤とし、自動化を中心とした開発ツール群を共通化するMacchinettaツールスイートと、これらの共通化された技術を習得し、効率的な開発を支える人材を供給するMacchinetta人材プールの取り組みについて紹介します。 |
ソフトウェアを低コストで早期にリリースすることをめざしたテスト自動化技術
ユーザニーズの変化に対応したサービスを素早く提供するため、コストを抑えながらソフトウェアを早期にリリースすることへの要求が増しています。そのため、開発全体のコストに占める割合が大きくソフトウェアの一定の品質を確保するうえでも要となるソフトウェアテストを支援する技術への関心が高まっています。本稿ではソフトウェアテストにおけるテスト設計、テスト結果確認をどのように支援していくのか、NTTの具体的な取り組みを紹介します。 |
サービスの競争力を高めるクイックなソフトウェア開発手法の提案
社会を取り巻く環境変化は不確実性を高め、サービス開発はより一層の柔軟性が求められます。環境へ適合し続けるために、市場や顧客からのフィードバックを頻繁にもらいながら、開発を短期スパンで繰り返すソフトウェア開発への転換が急務です。本稿では、企業におけるソフトウェア開発手法に着目して、環境変化への適合について課題を分析します。そして従来手法に代わる、一体化したチームによる高速開発を可能とする BizDevOpsと、巨大な情報システム群に対し、複数年かかるリエンジニアリングに代わる構想を紹介します。 |
□主役登場 |
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