バックナンバー一覧 >> 2017 Vol.29 No.7 >> 特集 |
モノの接続数が人の接続数を超える時代となり、インターネットによる情報流通に代わる通信網の価値として、IoT(Internet of Things)が期待されている。IoTの用途は幅広く、多様な分野の技術を組み合わせ、新たな価値を創出していく必要がある。本特集では、NTTグループにおけるIoTへの研究開発の取り組みを紹介する。 |
NTTにおけるIoT研究開発の取り組み
IoT(Internet of Things)による新たな価値の創出が社会で期待される中、このIoTを活用した時代は、情報通信ネットワークにとってこれまでの役割と大きく異なる第三の時代、「動かす(ドライブする)時代」といえ、情報通信ネットワークに求められる要件はこれまでとは異なってくると考えています。本稿では新たなIoT時代を実現するうえでネットワーク・情報処理に必要な要件と、その機能アーキテクチャ(リファレンス・アーキテクチャ)について紹介します。 |
NTTグループにおけるIoT事業創出に向けた取り組み
NTTグループでは、社会課題の解決やライフスタイル変革に向けて、B2B2Xモデルの取り組みを進めています。製造・農業・交通をはじめ幅広い産業分野において、さまざまなパートナー企業とのコラボレーションを通じて、エンドユーザ(X)に対して新しい付加価値を提供するため、IoT(Internet of Things)を活用した事業を展開しています。また、NTTグループの新たな事業への取り組みを情報発信するため、展示会などのプロモーション活動も推進しています。 |
hitoe®によるナチュラル・センシングとその活用に向けた取り組み
本稿では、着るだけで生体情報のセンシングが可能なhitoe®ウェアの利用分野拡大をめざした応用例として、リハビリ患者モニタリングおよびドライバー管理サービスに向けた取り組みを紹介します。また、センサ収容を実現するデータ収集技術およびデータ蓄積、分析のためのミドルウェアである高速分散処理基盤技術についても併せて解説します。 |
計算処理のリアルタイムスケーラビリティを提供するデータ交流技術への取り組み
近年のIoT(Internet of Things)の普及はめざましく、NTTでも製造業、自動車業(自動運転支援)、農業など、IoT導入によって新たな価値の創出が期待される産業を主なターゲットにしてIoT推進のための取り組みを進めています。本稿では、IoTのデータ交流を促進するIoTデータ交換技術およびエッジコンピューティング技術におけるNTTの取り組みと、それらに関連する標準化動向を紹介します。 |
時空間多次元集合データ解析技術による集団最適誘導
本稿では人や車などの流れに関するリアルタイム観測データから、近未来の混雑・渋滞リスクを予測し、これを回避する集団最適誘導策をオンラインで自動的に導出する技術の取り組みについて紹介します。機械学習技術を活用したシミュレーションにより、不測の事態にも対応可能な集団最適誘導策を導出する技術の確立により、快適で安心・安全な社会インフラの実現をめざします。 |
□主役登場 |
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