10OCTOBER 2025vol.37 NTT技術ジャーナル 2025年10月号 発行日 2025年10月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
トップインタビュー 人は宝。社会と社員を照らし続けるトップでありたい 情報通信インフラ関連業務をとおして培った技術力とパートナーの皆様との共創を通じて、設備の老朽化、労働力不足、環境問題、災害対策など、社会のさまざまな課題に挑戦するNTTインフラネット。日本の社会インフラ全体の最適化と持続可能性に大きく貢献する取り組みに注目が集まります。新しい時代における社会インフラの構築・運用を手掛ける上原一郎NTTインフラネット代表取締役社長に事業展開とトップとしてのあり方を伺いました。 詳しく見る 特集 革新的な次世代エネルギー技術の創出に向けた取り組み 本特集では、地球環境の再生と持続可能かつ包摂的な社会の実現に向けた革新的技術の創出に向けて、NTT宇宙環境エネルギー研究所で取り組んでいるエネルギー関連の研究開発に焦点を当て、地球環境の未来を変えるさまざまな取り組みの最新状況を紹介する。 詳しく見る 特集 PSTNマイグレーションの15年の営み──固定電話サービスの今後の安定的提供に向けたIP網への移行 NTT東日本とNTT西日本は、2010年に「PSTNのマイグレーションについて~概括的展望~」を公表以来、約15年にわたり, 固定電話網からIP網への移行方法の検討、 切替を進めてきた。 本特集では、制度面の検討経緯、安全な固定電話網のIP網への移行に向けた技術面、運用面の取り組み、PSTNマイグレーション完了までの営みを紹介する。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 情報通信サービスの進化を加速する新たな光アクセスネットワークの研究でIOWN APNの発展に貢献する 2023年3月に、NTT東日本・西日本からIOWN(Innovative Optical and Wireless Network) APN(All-Photonics Network)のサービス、「APN IOWN1.0」がリリースされ、その高速・大容量、低遅延性が世の中の注目を集めました。さらに2025年4月13日から10月13日まで開催の大阪・関西万博では、夢洲会場内のパビリオン・催事施設等の主要施設間をIOWN APNで接続することで、その低消費電力、大容量高品質、低遅延伝送により、会場内のさまざまなコンテンツやイベントの共有、距離を感じることのない一体感と没入感のある体験が可能な環境を提供しています。特にアクセス面のAPN化については、さまざまな方式が検討・議論されている段階であり、新たな方式に挑戦するとともに議論を先導する、NTTアクセスサービスシステム研究所 可児淳一上席特別研究員に、IOWN APNの発展に向けた取り組み、研究テーマに直接関係なくても新しいこと、興味のあることにチャレンジすることが、新たな発見、研究のヒントにつながるという考え方を伺いました。 詳しく見る 明日のトップランナー 脳の運動制御メカニズムが導き出す新たな遠隔操作ロボット技術の展望 人間の脳はさまざまな指令を出して、何気ない体の動作や運動を行っています。同じ人間であっても利き手と非利き手ではその器用さに差があります。そのような単純な課題点から、脳の運動制御メカニズムを「脳の出す運動指令のタイミングの乱れ」という、今までにない新しい視点で解明し、次々と新たな発見をされている「脳の運動制御メカニズム」のトップランナー、髙木敦士特別研究員にお話を伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 想いをかさねて未来をひらく、地域想合研究所 近年、地球規模の気候変動による災害の激甚化や、日本における人口減少と少子高齢化の進行は、深刻さを増し、都市や地域のさまざまな領域に重大な影響を及ぼしています。一方で、AI(人工知能)やICTの急速な進化に伴い、既存の産業構造の転換は加速し、社会に大きな変革がもたらされています。かつて経験したことのない背景の中で、まちが抱える課題は一層多様化・複合化しています。そうした一方で、地域の特徴や個性を活かした持続可能な基盤づくりや、未来に向けた価値創出の取り組みによって、まちの更新や再生を通じて課題を解決していこうという機運が、ますます高まっています。今回、こうした認識のもと、街づくりのシンクタンクとして、「人が主役の街づくり」をめざすNTTアーバンソリューションズ総合研究所 阿部 聡社長に、事業運営の方向性や最新の取り組みについて伺いました。 詳しく見る
from NTTドコモ web3データの特徴をとらえたレコメンドエンジンの開発 近年、ブロックチェーンが普及し始め、Bitcoinなどの暗号資産や、NFT(Non-Fungible Token)といったトークンの売買が盛んになっています。さまざまなトークンが爆発的に増える中、ユーザは自分の欲しいトークンを推薦され、探しやすくなることを望んでいます。また、web3の世界では、ブロックチェーンに書き込まれた情報に誰でもアクセスできるため、全マーケットの取引履歴を基にしたレコメンドエンジンの構築が可能となります。そこでNTTドコモは、世界に先駆けて、複数のマーケットに対応できるNFTレコメンドエンジンを開発しました。 詳しく見る