トップインタビュー 通信設備は経済の「神経系」 つなぎ続けるマインドを胸に地域密着で業務を展開 時代の変化に合わせて「通信」を進化させ、「つなぐ」ことで新たな「あたりまえ」を生み出し、より豊かな社会づくりに貢献しているNTT西日本。これまでの「あたりまえ」である社会の礎としての「通信」を24時間365日守る使命に加え、暮らしやビジネスにおいて新たな「あたりまえ」を創造し、支える桂一詞NTT西日本 代表取締役副社長に設備分野の現状と展望を伺いました。 詳しく見る 特集 NTT C89(NTTグループの宇宙ビジネス)の研究開発 宇宙ビジネスは今後ますます加速していく分野であり、それに伴う技術革新も日々進化している。本特集では、今後NTTグループが創出するサービスにおいて、NTTならではの研究所技術を採用しNTTの強みとしていくべく、宇宙分野の研究開発内容を紹介する。 詳しく見る 特別企画 科学万博におけるINS体験 国際科学技術博覧会(科学万博―つくば’85)が、日本万国博覧会、沖縄海洋博覧会に次いで、我が国3番目の国際博覧会として、茨城県筑波研究学園都市において、この3月17日からいよいよ184日間の会期で始まった。 この博覧会には6,500億円を超える関連費用をかけ、47カ国、37国際機関、28国内企業グループが102ヘクタールの会場内に出展し、延べ人数で2,000万人(うち100万人が外国人)を超える入場者を予定しているという大博覧会である。そのテーマは「人間・居住・環境と科学技術」で、人間と科学技術とのかかわり合いについて理解を深め、21世紀に向かって科学技術についての新しいイメージを探究することを目的としており、「情報通信」が重要なテーマの1つとなっている。開会に先立つ3月8日にはNTTのパビリオンである「でんでんINS館」において、開館式が多数の来賓の御出席の下に、NTTのネットワークを駆使してパビリオン内のINSホールにおいて執り行われた。 本稿ではこの度の開会を機に、NTTの科学万博への参加が計画された段階から開会に至るまでの経過を振り返るとともに、NTTの科学万博に対する取組みの基本的な考え方を述べ、後述する3論文の総論となっている。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 地球を創生した藻類が地球を救う:藻類の優れた光合成・増殖・炭素固定能力を活用し、海洋、大気、土壌の環境正常化による生態系回復、気候変動にかかわる諸問題の克服、循環型社会に貢献する 2021年9月にNTTは、新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」を策定し、「NTTグループは2040年度までにカーボンニュートラルの実現をめざします」と発表しました。この新たな環境エネルギービジョンをはじめ、2020年10月に日本政府が発表した「2050年カーボンニュートラル宣言」、そして日本企業のカーボンニュートラル関連の取り組みでは、再生可能エネルギーの利用と省エネルギー化をその手段の柱としています。これらの、二酸化炭素(CO<sub>2</sub>)などの温室効果ガスの排出を大幅に削減する取り組みのほかに、排出されたCO<sub>2</sub>そのものを吸収して利用するアプローチもあります。その1つである、藻類と魚介類に品種改良技術を適用して海洋CO<sub>2</sub>の低減をめざす取り組みについて、NTT宇宙環境エネルギー研究所 今村壮輔上席特別研究員に話を伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち tsuzumiの活用に向けて検証、お客さま案件支援、そして社内各部門の自力活用をめざした研修に取り組む 2023年11月にNTT研究所が大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を発表しました。tsuzumiには、「軽量」「世界トップレベルの日本語処理性能」「柔軟なチューニング」「マルチモーダル」という特徴があり、2024年3月に商用サービスが開始されました。こうした中で、tsuzumiは各方面から注目を集めており、NTTグループ各社においても、tsuzumiを活用した事業展開、お客さまにおける導入・活用等に向けてさまざまな活動が活発化しています。NTT西日本では、デジタル革新本部技術革新部が中心となってtsuzumiの展開に取り組んでおり、そのキーパーソンである福田航平氏に、tsuzumiの活用に向けた取り組みと導入事例、tsuzumiの可能性を確認する検証、そして発想の転換と自らの手で実施することの重要性を伺いました。 詳しく見る 明日のトップランナー 表現力の豊かな音声合成技術により、人々の生活をサポートする 障がい者支援や高齢者サポートなどアクセシビリティの向上や、コールセンタやカーナビなど私たちの生活をサポートしてくれる音声合成技術。現在ではナレーションやゲームのキャラクタ音声を自動生成、声色を保ったまま多言語の音声の生成ができるなどの高度でグローバルな展開を遂げています。声優、タレントなどだけでなく、なんらかの事情で声を失ってしまった方の音声や動画があればその方の音声を復元することも可能になり、社会的な貢献度も高い音声合成技術ですが、より人間らしく話すためにはどのような課題があるのでしょうか。今回は最新の音声合成技術「Zero/Few-shotクロスリンガル音声合成」を開発された井島勇祐特別研究員にお話を伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 NTTの研究所技術と世界の先進技術を掛け合わせ、お客さまと未来を共創し続ける会社 近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)、カスタマーエクスペリエンス(CX)、そして生成AIが注目を集めており、企業もそれらを用いて新たな価値創造に向けての取り組みを加速させています。こうした中、お客さまと共に未来を共創し続ける会社をめざすNTTテクノクロス。今回、同社が取り組むNTTの研究所発の技術を活用した製品やサービスを展開する事業戦略とその源泉となる人材育成について、岡敦子社長に伺いました。 詳しく見る
from NTTドコモ LLM付加価値基盤を支える技術的取り組み ChatGPTの登場以降、大規模言語モデル(LLM)が世界的に注目されており、ビジネスシーンにおける活用も急速に進んでいます。NTTドコモにおいても、LLMを安全かつ便利に活用するための「LLM付加価値基盤」を開発し、ドコモグループ内へ提供しています。本稿ではLLM付加価値基盤について概観するとともに、LLM付加価値基盤の性能改善や利用状況分析に向けた取り組みとして、RAG(Retrieval-Augmented Generation)の精度向上、UI(User Interface)/UX(User Experience)の改善、ダッシュボードの構築について解説します。 詳しく見る