3MARCH 2026vol.38 NTT技術ジャーナル 2026年3月号 発行日 2026年3月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
トップインタビュー 豊かな「知の泉」を活かし、情熱を持って「高い山」を築き上げ、イノベーションを起こそう 最先端技術を「サービス」という具体的な価値へと昇華させ、社会実装へとつなぐ極めて重要な役割を担うNTTサービスイノベーション総合研究所。未来社会×デジタル情報により生まれ得る、果てしない可能性とその実現に挑んでいます。NTTサービスイノベーション総合研究所の兼清知之所長に特筆すべき成果と2026年度における新たな挑戦について伺いました。 詳しく見る 特集 ウルトラワイドバンドギャップ半導体材料研究の最前線 ウルトラワイドバンドギャップ半導体は、サステナブル社会の実現と将来の革新的デバイス・システム創出を支える基盤材料として注目を集めている。本特集では、NTT物性科学基礎研究所が先導的な研究を展開してきた窒化アルミニウム(AlN)、立方晶窒化ホウ素(c-BN)、ダイヤモンドなどのウルトラワイドバンドギャップ半導体研究について、結晶成長技術からデバイス応用、さらには新規物性開拓に至る最新成果を紹介する。 詳しく見る 特集 持続可能なインフラ設備の実現をめざす研究開発 本特集では、社会インフラの老朽化が進む一方で維持管理の費用と人員が減少傾向にあるという課題に着目し、安心・安全の確保が困難化しつつある現状を踏まえて、持続可能性に配慮した材料・デバイス技術の創出により安全性と経済性を両立した持続可能なインフラの実現をめざすNTTの研究開発について紹介する。 詳しく見る For the Future 美容×テクノロジが生む新市場:ビューティテックの成長メカニズム(前編) 2010年代後半、IoT(Internet of Things)やデジタル技術の社会実装を背景に「○○テック」が世界的に拡大し、産業構造そのものを変革してきました。その潮流の1つが「ビューティテック」です。美容・化粧品分野にデータやAI(人工知能)を導入し、商品開発や顧客体験を再構築する動きは、2016年のCES(Consumer Electronics Show)で本格化し、2024年の資生堂初出展に象徴されるように大手企業の経営戦略へと組み込まれました。本レポートでは、ビューティテックを産業再編の一事例として考察します。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 暗号理論研究の方法論をベースにコンプレキシティ増大の法則を定式化 世界を代表する暗号理論研究者、NTT社会情報研究所の岡本龍明フェローは、これまで構想を温めてきた「組織化された複雑さ」の問題について、ご自身が長年専門としてきた暗号理論の方法論も活かし、このたび「コンプレキシティ増大の法則」として定式化しました。この法則により宇宙や生物、人間社会など多くの対象において、その集団が長期的に複雑化していく現象を統一的な方法で初めて説明することができるようになりました。今回、定式化の考え方、法則が成立している具体例、そして法則に従った場合、未来の地球や人間社会は一体どういった方向に向かっていくのか伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち Smart AI Agent®で未来を創るプロジェクト管理システムのエキスパート 「担当業務に集中したい」「面倒くさい定常業務から解放されたい」「上司に効率良く報告をしたい」「プロジェクトの進捗を効率的に把握したい」「トラブルの要因を正確、スピーディに理解したい」。このような要望と真摯に向き合うNTTデータグループの菅原康友氏は、プロジェクト管理の効率化を支援するソリューション開発のエキスパートです。今回のインタビューでは、昨今急速に発展した生成AI(人工知能)を搭載したシステムにおいて、どの機能まで実現できるようになったのか、将来どこまで発展させることができるのか、そしてAI時代に必要な技術者育成とは何かをお伺いしました。 詳しく見る 明日のトップランナー 未来の安心・安全な情報通信を実現する「耐量子暗号」と「消去証明」技術 量子コンピュータの実用化は、現在使用されている暗号の多くが解読されてしまうという危険性がある半面、量子コンピュータの能力を用いることで初めて可能になる暗号技術の実現という恩恵ももたらします。今回、量子コンピュータ時代の情報セキュリティシステムにおいて中核となり得る「暗号技術」のトップランナー、西巻陵特別研究員にお話を伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 多様な決済・送金サービスをワンストップで提供するFinTech企業 FinTech業界はデジタル通貨やブロックチェーンの普及等、急速な技術革新と規制環境の変化により、金融サービスのあり方を根本から変革し続けています。特に日本市場においてもキャッシュレス決済やデジタルバンキング、資産管理アプリ、デジタル給与などのサービスが急成長し、従来の金融機関との協業や競合が活発化しています。そういった市場環境の中、決済ゲートウェイサービスにより、法人・個人に各種決済・送金サービスとその周辺業務をワンストップで提供することで成長し続けてきたNTTスマートトレードの福田直亮社長に提供するサービスの特長と今後の展開について伺いました。 詳しく見る
from NTTドコモソリューションズ 画像認識AI「Deeptector」による産業DX推進と市場拡大に向けた取り組み 画像認識AI(人工知能)「Deeptector(ディープテクター)」は、2017年の販売開始以来、産業分野における外観検査や設備点検の高度化に貢献してきました。NTTドコモソリューションズでは、近年、AIの高度化と社会的ニーズの高まりを背景に、さらなる市場拡大に向けて技術による差異化やソリューション化を推進しています。本稿では、画像認識市場の動向、Deeptectorの技術・活用事例、そして今後の展開について解説します。 詳しく見る from NTT西日本 NTTの研究開発技術を融合しAIフェイク解決に挑む、VOICENCE(ヴォイセンス)カンパニー始動 生成AI(人工知能)による音声合成の普及とともに、声の無断利用やフェイク音声が社会的課題となっています。日本では法制度上、声そのものを直接保護する明文規定がなく、このギャップが新たなリスクを生む中、NTT西日本は音声AI事業「VOICENCE(ヴォイセンス)」を立ち上げました。本稿では、NTT人間情報研究所の音声処理技術とNTT西日本が独自開発した真正性証明「トラスト技術」を組み合わせた新市場創造への挑戦とその社会的意義について解説します。 詳しく見る