2FEBRARY 2024vol.36 NTT技術ジャーナル 2024年2月号 発行日 2024年2月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
特集 真のヒューマニティを育むテクノロジの研究開発について NTT人間情報研究所では人間中心を原則に、サイバー世界発展の急加速に伴う実世界(人・社会)とサイバー世界の新たな共生に関する研究開発に取り組んでいる。本特集ではNTT人間情報研究所の最新の研究について紹介する。 詳しく見る 特集 docomo business Forum’23開催報告 NTTドコモグループとして2回目の開催となる法人ビジネスイベント「docomo business Forum’23」では、丸岡亨NTTコミュニケーションズ代表取締役社長の基調講演をはじめ、数々の展示が行われた。本特集では、イベントの開催報告、および出展展示の中から主だったものを紹介する。 詳しく見る For the Future 期待と失望が渦巻くメタバース、最前線を「温故知新」で読み解く─後編─ 本稿では、「元祖メタバース」ともいえるSecond Life(セカンドライフ)の盛衰などを紹介した前編に引き続き、その後編として、メタバース事業の展開にあたって看過できない「失敗の地雷原」を調査レポートから読み解きます。そのうえで、国内の企業、自治体、大学などで進むメタバースの新たな注目事例について取り上げ、メタバース事業の成否を占います。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 進化・変化が著しい機械翻訳で、より精度が高く使いやすいシステムをめざす 生成AI(人工知能)ChatGPTが、急速に世の中で注目されてきています。ChatGPTは、入力された文や単語を基に新たな文を生成して出力するもので、特に指定がない限り入力文の言語で文が出力されます。ところが、出力の言語を指示すると翻訳された文が出力される、機械翻訳としての利用が可能です。20年以上にわたり自然言語処理とその応用である機械翻訳の研究に取り組んできた、NTT コミュニケーション科学基礎研究所 永田昌明上席特別研究員に、商用化を控えた日英特許対訳コーパスによる機械翻訳、大規模言語モデル(LLM)による翻訳の動向や特徴、そして研究プロセス・アイデアは「出会い」だという思いについて伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち NTTにおけるメディアAI技術のハブとなるチームの構築をめざして 2023年はLLM(Large Language Model)をはじめとする生成AI(人工知能)が大きな注目を集めました。これに連動するように、AI技術全体への期待も今まで以上に高まってきています。一方で、AI技術の新陳代謝は加速度的に進んでおり、先進的なAI技術をお客さまが求めるサービスやソリューションとして提供することの難易度も上がり続けています。こうした環境の中、NTTコミュニケーションズ イノベーションセンターで、画像や映像・言語などメディアを対象とするAI技術(メディアAI技術)の開発に取り組む田良島周平氏に、プロジェクトのこれまでの取り組みと今後のチャレンジについて伺いました。 詳しく見る 明日のトップランナー 電波伝搬特性の推定・予測技術による完全な無線通信の実現 現在のネットワークは、多様な無線通信システムにより絶え間なく進化を続けています。無線通信は今や至る所で日常に溶け込み、私たちの生活に恩恵をもたらしています。しかし今後の無線通信はさらなる複雑化が予測されており、これに対応するため無線ネットワークの進化もまた求められています。今回は「人がネットワークを意識せずに使いこなせるようにしていくことが大事」と話す佐々木元晴特別研究員に、「電波伝搬特性の推定・予測技術による完全な無線通信の実現」の研究などトップランナーに向かう取り組みについてお話しを伺いました。 詳しく見る
from NTTコミュニケーションズ デザインスタジオKOELがグッドデザイン賞を受賞した「セミパブリックの課題を解決するデザイン」 NTTコミュニケーションズのデザインスタジオ「KOEL」が2023年度のグッドデザイン賞を受賞しました。評価されたのは「大企業にてセミパブリック領域における課題解決を行う組織」としてのKOELの活動内容でした。ここでは、プロダクトやサービスではなく企業内の一組織が受賞に至った背景、心疾患患者の運動習慣獲得支援サービス「みえるリハビリ」デザイン事例からKOELが手掛けたデザイン手法とキーワードである「セミパブリック」を解き明かします。 詳しく見る