5MAY 2026vol.38 NTT技術ジャーナル 2026年5月号 発行日 2026年5月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
特集 NTT技術史料館25周年記念──過去と未来をつなぐ知の架け橋 NTT技術史料館は、東京都武蔵野市にあるNTT武蔵野研究開発センタの敷地内に建つ通信関連の史料を展示する企業博物館であり、2025年11月に開館25周年を迎えた。NTT技術史料館では一般公開、企業研修、地域貢献、次世代教育活動、そしてOB運営サポーターによる活動など、多岐にわたる活動を行っている。本特集では史料館の設立経緯や展示構成、一般公開の様子、OB運営サポータ一による模型作製の記録、次世代教育の取り組みについて紹介する。 詳しく見る For the Future MWC26 Barcelonaに見る通信業界最新トレンド MWC26 Barcelonaは、開催地をかつてのフランス・カンヌからスペインへ移して20周年という大きな節目を迎えました。参加者は10万人超、出展企業約3000社超のこの巨大イベントは、世界の通信業界、およびその関連業界が注目する展示会です。本レポートでは、通信ネットワークが従来の「データの伝送路」から、AI(人工知能)と融合して社会の「神経系」へと進化するパラダイムシフトを解説します。大手通信事業者が掲げる「信頼」の価値観、国家主権にかかわるAI戦略、開発が進む量子技術、通信ネットワークの自律運用、そして6G(第6世代移動通信システム)に期待される新たな通信網の価値など、最新トレンドを網羅的に報告します。 詳しく見る 特別企画 「ヒトのように会話するAI」をめざして――Full-duplex型音声対話AIの研究開発 NTTでは、ヒトと同じように素早い応答や適切な相槌を行い、自然な抑揚で話すことができる音声対話AI(人工知能)、「Full-duplex型音声対話AI」の研究開発を進めています。その実用化に向けた第一歩として、2025年のNTT R&Dフォーラムにおいて、コールセンタ自動応対AIを模した展示を行い、大きな反響をいただきました。本稿では、Full-duplex型音声対話AIの研究開発に関する一連の取り組みについて紹介します。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 人間の感覚情報から運動生成までのメカニズム解明と視覚障害者の行動を支えるデバイス開発に挑む 人間が視覚などの感覚情報を起点に身体運動を生成させるまでの流れで、一体、脳はどういった情報処理をしているのでしょうか。NTTコミュニケーション科学基礎研究所の五味裕章客員上席特別研究員は、計算モデルによるシミュレーションや動物の脳波を解析することにより、その基礎的なメカニズムの解明に取り組んでいます。一方で、視覚障がい者が街中でも安心して行動できる、力覚デバイスを使ったシステムの研究開発にも力を注いでいます。今回のインタビューでは最近の研究成果や今後の展望、そして現在大学教授も兼任されている立場から日頃感じていることを伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち 次世代デジタル基盤「Savanna」で社内システムの効率化と地域社会の活性化に挑む NTT東日本は、社内のプライベートクラウドとして立ち上げた次世代デジタル基盤「Savanna」のノウハウを活用し、現在は国産のパブリッククラウドサービス「地域エッジクラウド タイプV」を提供しています。NTT東日本 先端テクノロジー部 クラウドサーバ技術部門の中島共生氏は、このSavannaの全体設計や開発を担う中核的な立場としてご活躍されています。本インタビューでは、仮想化基盤を取り巻く外部環境の変化を契機として、特定の製品やベンダへの依存度を適切にコントロールする観点から、マルチハイパーバイザーを前提とした基盤アーキテクチャを再設計するための研究開発・技術評価の取り組み状況や今後の開発ビジョンについてお聞きするとともに、NTT東日本におけるデジタル人材のあり方やその育成にかける思いを伺いました。 詳しく見る 明日のトップランナー 切望される大容量・長距離伝送を実現、飛躍する超高速光変復調技術 インターネットトラフィックの増大を背景に、技術発展による通信技術の高速大容量化が継続的に進められています。ビジネスのデジタル化、クラウドサービスの増大、リモートワークやAI(人工知能)の高性能化などによるデータ通信量の指数関数的な増加に対して、技術革新によるネットワークの大容量化は一朝一夕には達成できません。今回はこうした現在のインターネットトラフィックの増大に対応すべく研究・開発を続けている「超高速光変復調技術」のトップランナー、中村政則特別研究員にお話を伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 お客さまとともに進化し続けるバリューパートナー――未来を拓くチカラと技術 1976年の創立以来、NTT研究所の先端技術のビジネス化を中核的に担ってきたNTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、本年で創立50周年を迎えました。混沌とするビジネス環境の変化に正面から向き合い、組織体制を刷新するとともに、長年培ってきた技術力と豊富な導入実績を礎に、生成AI(人工知能)という新たな潮流にも積極的に挑んでいます。さらに昨年は、「人と技術の協奏で持続可能な社会の実現へ」というパーパスを策定し、技術開発支援にとどまらず社会への貢献をより強く意識した集団へと進化していくことを掲げています。今回、伊東匡社長に、創立50年の歩みと組織変革、生成AIへの注力や今後の展望について伺いました。 詳しく見る
from NTTドコモビジネス テクノロジの力でスポーツの競技力向上に関する環境格差解消を目めざす取り組み NTTドコモビジネス イノベーションセンターではドコモグループとして注力領域に掲げる「スポーツファンダムマーケティング」の高度化をめざす取り組みとして、スポーツテック関連の新規事業開発を進めています。スポーツ産業市場を構成する「する」「みる」「ささえる」の3領域のうち、「する」「ささえる」領域に着目し、保有するスポーツ競技映像解析技術を基に、スポーツの競技力向上における環境格差解消を実現するデジタルコーチングプラットフォームを企画・開発しています。 詳しく見る