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9SEPTEMBER 2019vol.31

NTT技術ジャーナル 2019年9月号
発行日 2019年9月1日
(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318
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  • ブロックチェーンの向かう先を冷静に見つめて
    ブロックチェーン技術は暗号通貨からその他領域に適用できる技術として注目されており、以前話題であった技術的な課題は改善され続けています。特に、合意形成方式ではProof of Work以外の方式も実装され始めました。しかし、ビジネス面では商用サービスは少なく、このままブロックチェーンを利用すべきか判断が迫られています。ここでは、ブロックチェーンの現在を技術、ビジネスの両面から見るとともに、今後の展望について紹介します。
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  • ONF(Open Networking Foundation)を中心としたSDN/NFVオープンコミュニティ動向
    2011年にONF(Open Networking Foundation)が設立されて以降、SDN(Software Defined Networking)/NFV(Network Functions Virtualization)技術に関しては、数多くのオープンコミュニティが立ち上がり、活発な活動が続いています。ここでは、SDN/NFV技術領域のオープンコミュニティについて俯瞰した後、ONFの最新活動動向、およびNTTグループにおける活動内容について説明します。また、NTTグループでのもう1つの活動例として、MEF(Metro Ethernet Forum)コミュニティでの活動内容について説明します。
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  • 光変調器を省エネ化し、高速高効率な光トランジスタを実現
    NTTは、世界最小の消費エネルギーで動作する光変調器と光トランジスタを実現しました。
    従来、光変調器や受光器のような光-電気変換デバイスは高い電気容量を持つため、消費エネルギーが高く、光と電子回路が緊密に連携した信号処理を行うことは困難でした。本研究グループは、フォトニック結晶と呼ばれるナノ構造技術を用いて、世界最小の電気容量を持つ光電変換素子の集積に成功しました。この技術により、世界最小の消費エネルギーで動作するナノ光変調器や、光入力信号を別の光へ変換・増幅出力させる「光トランジスタ」を実現しました。このようなナノスケール光電子集積によって、光による高度な信号処理技術をプロセッサチップの中へ導入することが可能となり、CMOS技術と連携した高速なコンピューティング基盤の実現が期待されます。
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  • 広域空間での動きセンシングによるハンドボールVR体験の実証実験について
    NTTおよびNTT西日本、熊本県は、2019女子ハンドボール世界選手権大会の機運醸成および新たな観戦体験の提供を目的に、熊本県で開催される女子ハンドボールイベントにおいて、試合中の全選手の動きをセンシング(取得)し、空間を再構成することで、あたかも選手になりきったようにプレーの様子を間近で体験できる新たな映像技術の実証実験を実施します。
    本取り組みは、“魅力溢れ、暮らしやすさと幸せが実感できる熊本”の実現および国際スポーツの推進に向けて、熊本県、熊本市、NTT西日本が進める「スマート光タウン熊本」プロジェクトの一環として実施するものです。
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  • 準天頂衛星みちびきに対応したドローンおよびNTTグループのAI技術を活用したスマート営農ソリューションの実証実験を開始
    NTTグループ、ふくしま未来農業協同組合、(株)エンルート、日本農薬(株)は、準天頂衛星みちびきに対応したドローン(みちびき対応ドローン)やNTTグループの先進的なAI技術を活用したデータドリブンなスマート営農ソリューションの実証実験を行います。
    本実証実験は、福島県南相馬市原町区鶴谷地区にて、福島第一原発事故に伴う避難指示の解除後、初めての稲作を2018年に再開した(株)アグリ鶴谷(つるがい)の農場で、福島県の水稲オリジナル品種「天のつぶ」を対象に実施します。なお、本実証実験の一部は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」における実証課題として2019年3月に採択されました。
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