4APRIL 2022Vol.34 NTT技術ジャーナル 2022年4月号 発行日 2022年4月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
特集 NTTグループの食農分野の取り組み──食農の新たな価値創造への挑戦 日本の農業は人手不足が進み、食料生産そのものが危ぶまれる一方で、環境保全に向けた循環型の1次産業も推進されている。NTTグループはICTを活用し、象徴的なパートナーとの連携により、生産から流通・販売・食に至るフードバリューチェーン全体の取り組みや、地球環境にやさしい1次産業を進めている。本特集では、グループの方向性、具体的な取り組み、将来像について紹介する。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 最大の願いは「貢献」。年齢を重ねても研究するスピリットを持ち続けていたい コンピュータ技術を支えるCMOS電子回路の微細化技術が限界に近づき、デジタルコンピュータの性能が指数関数的に向上するというMooreの法則の終焉が現実のものとなってきました。こうした中、物理現象を用いてデジタルコンピュータが苦手とする特定の問題を効率良く(高速に)解く計算機の研究が盛んに行われています。この領域において、世界初の成果を次々と発表している武居弘樹上席特別研究員に研究成果と、研究者としての姿勢を伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち ミッションは、高品質、高アジリティ、低コストな伝送ネットワークの実現 世界のデータ通信量は2010年から2025年で90倍になると推計され、通信容量の限界が訪れるといわれています。こうしたデータを日本全国、そして世界中に届ける伝送ネットワークを高度化するとともに、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)のAPN(All Photonics Network)に変革することで限界突破に挑む、NTTコミュニケーションズ イノベーションセンター テクノロジー部門の鈴木繁成担当課長に、APNの実現に向けたトランスポートSDNとWhitebox&Disaggregationの概要と研究開発に従事する喜びについて伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 新しい独自の「メソッド」により、「学びの変革」にチャレンジ コードタクトは、学校教育や企業の人材育成を支援するクラウドサービスを提供している。オンラインが徐々に浸透しつつある教育の世界において、自社ソフトウェアの開発と新たな独自「メソッド」により、「学びの変革」にチャレンジする思いを後藤正樹社長に伺った。 詳しく見る 明日のトップランナー 次世代インタラクティブメディアを実現する「視覚モデルに基づく表示映像最適化」の研究 次世代インタラクティブメディアにおいては、高品質・低遅延・省エネルギーな映像生成が必要になると予測されています。今回は、視覚モデルの構築を通じ、ヒトと環境の双方にやさしい映像生成技術の確立をめざしている吹上大樹特別研究員にお話を伺いました。 詳しく見る
from NTT西日本 IOWN構想の実現に向けたNTT西日本R&Dセンタ / IOWN推進室における研究開発の取り組み NTT西日本は「ソーシャルICT パイオニア」として、社会を取り巻く環境変化がもたらすさまざまな課題に対し、ICT を用して解決する先駆者として社会の発展に貢献し、地域から愛され、信頼される企業に変革し続けることをめざしています。今後はSociety 5.0をはじめ、社会の情報化がますます加速し、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)といった技術が今以上に生活シーンに取り入れられ、人々のライフスタイルが大きく変革していくことが想定されます。ここでは、そのような時代を見据え、NTT西日本R&Dセンタ/IOWN推進室で取り組んでいる研究開発の事例について紹介します。 詳しく見る テクニカルソリューション 鉄塔塗装の早期劣化を防ぐ取り組み―鉄塔塗装に関する技術資料の紹介 NTT東日本・西日本は、全国各地に通信用鉄塔を保有し、鉄塔鋼材の腐食を防ぐために防食塗装を行っています。塗装は、紫外線や海塩粒子などの自然環境の影響を受けて剥離などの劣化が起こるため、定期的な点検結果に基づき、塗装の塗り替えを行うことで鉄塔本体の鋼材の腐食を防ぎ、設備の健全性を維持しています。ここでは、この鉄塔塗装に関する技術資料について紹介します。 詳しく見る