3MARCH 2020vol.32 NTT技術ジャーナル 2020年3月号 発行日 2020年3月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
トップインタビュー DXで未開拓分野のコミュニケーションをも促進 ―― MECEな姿勢で物事を多角的にみる 社会問題解決に意欲的に取り組むNTTグループ。環境保全分野において国際イニシアティブEP100、EV100に電気通信事業者として初めて加盟、イノベーション力は8年連続でグローバルなTopイノベータへ選出されるなど、取り組みや対応力を国内外で高く評価されています。安心・安全なICT基盤と運用において高品質・高信頼なサービスを提供するNTTグループの2020年度の展望を岡敦子NTT取締役技術企画部門長に伺いました。 詳しく見る 特集 IOWN構想特集 ─オールフォトニクス・ネットワーク─ 本特集では、これまでの情報通信システムを変革し、現状のICTの限界を超えた新たな情報通信基盤の実現をめざして検討を進めているIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想における「オールフォトニクス・ネットワーク」に関する研究開発の取り組みを紹介する。 なお、「オールフォトニクス・ネットワーク」におけるデバイス関連技術の取り組みについては、今後の特集号で紹介する。 詳しく見る R&Dホットコーナー 離島衛星通信システムおよび災害対策衛星通信システムにおいて、高い保守性と可用性を実現する無線信号処理装置 NTTグループでは、光ファイバなど通信インフラ設備の敷設が困難な離島地域や自然災害などで一時的に避難を余儀なくされる被災地域の通信手段として、衛星通信を利用した通信サービスを提供しています。NTTアクセスサービスシステム研究所は、設備利用の効率化や運用性向上をめざし、衛星通信システムの研究開発を推進しています。ここでは、離島衛星通信および災害対策衛星通信において、高い保守性および可用性の実現を目的として開発した無線信号処理装置(RF装置)について紹介します。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 研究は楽しんでするのが基本 長期的研究でも世の中の役に立つ 政府の掲げるSociety 5.0では日本の未来の姿が描かれています。未来社会では膨大なビッグデータを人間の能力を超えたAIが解析し、その結果がロボットなどを通して人間にフィードバックされることで、これまでにはできなかった新たな価値が産業や社会にもたらされるといいます。こうした未来を支える基盤となるネットワーク技術を研究開発する可児淳一NTTアクセスサービスシステム研究所上席特別研究員に、現在手掛けている研究や研究者のあるべき姿を伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 NTTデータグループのグローバル戦略の推進役としてアジア・パシフィック地域を統括する NTTデータは、グローバル戦略として「グローバルデジタルオファリングの拡充」「リージョン特性に合わせたお客さまへの価値提供の深化」「グローバル全社員の力を高めた組織力の最大化」の3点を掲げた。NTT DATA Asia Pacific Pte. Ltd. はこの戦略の推進役としてアジア・パシフィック地域(APAC)を統括している。APACにおける戦略展開、事業展開について土橋謙President & CEOに話を伺った。 詳しく見る Event Reports 「ISNTT2019」開催報告 ナノ構造における電子・光物性に関する国際スクール&シンポジウム「International School and Symposium on Nanoscale Transport and phoTonics(ISNTT)」はNTT物性科学基礎研究所が隔年で主催しているイベントであり、今回は2019年11月18~22日にNTT厚木研究開発センタにおいて行われました。ここでは、その概要を紹介します。 詳しく見る
from NTTデータ 変化に適応できるアジリティの高い組織への変革の取り組み 日本では各企業が競争優位性を確保するためにデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。DXに取り組むためには組織として何をすべきなのか、NTTデータの取り組み例を交えながら重要な考え方や組織運営時のポイントを紹介します。 詳しく見る Focus on the News スマートヘルスケアに向けた心電、加速度、温度・湿度の計測を可能にする低電力・小型ウェアラブルセンサを開発 詳しく見る Focus on the News 光ファイバで伝送する微小エネルギーを有効利用して災害時の通信を確保する研究に着手 NTTは、近年増加傾向にある大規模自然災害に対する通信ネットワークのレジリエンス向上をめざし、光ファイバで伝送する微小エネルギー等を有効利用して災害時の通信を確保する研究に着手しました。 詳しく見る Focus on the News 時空間の壁を超えて自然に体験を創出・共有できる世界の実現に向けた研究開発の開始 NTTは、遠隔地への通信や、VR/ARなどによる仮想世界とのインタラクションにおいて、伝送や処理等における物理的遅延を極限まで減らすだけでなく、人が感じる遅延による違和感と、脳内予測のメカニズムを解明し、感覚的遅延までをもゼロにするゼロレイテンシメディア技術の研究開発を推進していきます。ゼロレイテンシメディア技術のユーザエクスペリエンスの探索に向け、同様にゼロレイテンシ技術の研究に取り組んでいるソニー㈱と研究開発の交流を開始しています。 詳しく見る Focus on the News NTTグループのAI技術を自動車のAIエージェントに展開 NTTが開発した「インテリジェントマイク」は、現在国内外において、約800万台の自動車に展開しています。このたび、NTTの「インテリジェントマイク」「音声認識」「音声合成」技術と、NTTドコモが開発した「行動先読み」技術を、トヨタ自動車㈱が実施するコンセプトカー「LQ」の試乗会「トヨタYUIプロジェクトTOURS 2020」の車載AIエージェントに展開します。 詳しく見る