2FEBRUARY 2022vol.34 NTT技術ジャーナル 2022年2月号 発行日 2022年2月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
特集 データセントリック時代のソフトウェア技術 実世界のデータからさまざまな価値を生み出す「データ中心社会」の到来に向けて、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の中でNTT研究所が取り組む、データセントリック時代のソフトウェア技術について特集する。本特集では、組織を越えたデータ流通・分析を促進する技術と、価値創出を支えるソフトウェア開発を加速する技術について紹介する。 詳しく見る 特集 ナノメカニクス研究の最前線 振動や音波・弾性波を利用したナノメカニカル素子は、発熱や集積化の点で優れた省エネ微小デバイスとして期待される。本特集では、電気や光を用いてナノメカニカル素子を制御し、これをセンサや情報処理応用などへとつなげるNTT物性科学基礎研究所の最新成果について紹介する。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 研究者にはゴールはない。満足したら終わりだと思うのが健全 年々増加するデータ通信容量に対応するため、将来的にデータ伝送容量を100倍から1000倍以上に増大させる技術が求められています。これに対応するために、世界的にマルチコア光ファイバの研究が進められている中で、現在の光ファイバの100倍以上の伝送容量と世界最高の空間利用効率を有するマルチコア光ファイバを実現し、主要国際会議においてトップスコアの評価を獲得した中島和秀上席特別研究員に研究活動の進捗と世界初に臨む研究者の姿勢について伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち シンプルなコードにこだわるという美学。最後の番人として「中身まで分かる人」でありたい AIやIoT、FinTechなどのアプリケーションやサービスが多様化する昨今、データ基盤としてデータベースが重要視されています。さまざまな分野で導入が進むオープンソースソフトウェアによるDBMS、PostgreSQLのコミュニティでコミッタとして活躍し、開発においてバグの修正やパッチのレビュー、世界中の技術者への働きかけを実施し、社員教育にも携わるNTTデータ 技術革新統括本部 データベーステクニカルリード藤井雅雄氏に研究開発の概要と研究開発者としての姿勢について伺いました。 詳しく見る 明日のトップランナー 「インテリジェント空間形成技術」を実現するインテリジェント反射板制御および無線センシングの研究 IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)時代に向け、これまでの「与えられた伝送空間」から「つくる伝送空間」へのパラダイムシフトとなることが期待されている「インテリジェント空間形成技術」。今回は、その技術の土台となる2つの技術について、村上友規特別研究員にお話を伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 移動通信関連の研究開発を通じて培った強みを活かしお客さまの期待にこたえる ドコモ・テクノロジは、移動通信のネットワークから端末、アプリケーション・ソリューションまで、NTTドコモと一体となって研究開発を行っている。2021年8月に会社設立20周年を迎え、オープンでインテリジェントなRAN(O-RAN)の実現に向けた取り組み、そしてモバイル系と固定系が融合していく中でIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)を視野に入れ、お客さまへ対応していくためのNTTグループ内の連携への思いを中村寛社長に伺った。 詳しく見る
from NTTコミュニケーションズ データ流通とDXにて実現する「日本版Smart Society」――未来の可能性と選択肢が開かれた社会をめざして 私たちが取り組む社会課題は、「分かってはいるが、どのように解いたら良いかが分からない“社会課題解決力がない”という課題」です。デジタルツインコンピューティング(DTC)技術なども用いた民意の可視化・シミュレーションを用い、「リスク評価から合意形成に至るプロセス確立」「人々の行動変容を促す新たな仕掛け」「センターB(企業)・G(国、自治体)を巻き込んだ新たな課題解決サービス創出」への道筋をつけ、より良い社会の実現をめざしています。 詳しく見る