4APRIL 2023vol.35 NTT技術ジャーナル 2023年4月号 発行日 2023年4月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
トップインタビュー 1つでも多くのセレンディピティを創出。ミッションやフェーズは違っても、「知の泉」スピリットはすべての研究所、研究者に通じる 新しい技術の研究開発に取り組むとともに、NTTグループ各社をはじめ産業界のさまざまな分野のパートナーとともに、社会的課題の解決をめざすNTT R&D。人々が意識せずに技術の恩恵を享受できる「スマートな世界」の実現に向け邁進する岡敦子研究企画部門長 に研究開発の考え方とトップとしての姿勢を伺いました。 詳しく見る 特集 量子技術イノベーションに向けた取り組み NTT先端技術総合研究所の量子関連技術の紹介として、光量子コンピュータ、超伝導量子ビット、光格子時計、量子アルゴリズム、量子鍵配送、量子ネットワーク技術の基礎研究を取り上げる。本特集では、量子コンピューティングのみならず、センシングやネットワークについても紹介する。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 非常識を常識に変えて「当たり前」にするのがシステム研究。キャパシティクランチ克服に挑み続ける 映像データの流通拡大やクラウド技術の進展、5G(第5世代移動通信システム)サービスなど新しい情報通信サービスやリモートワークの急速な普及に伴い、情報通信トラフィックが増大し、今後もその傾向がさらに強くなってくることが予想されます。今後のさまざまなデータトラフィック需要にこたえるためのIOWN オールフォトニクス・ネットワークの実現には、通信容量の飛躍的な拡大とともに、抜本的な低電力化・低遅延化が求められています。新たな「ねっと」の価値を先進の通信技術で切り拓くNTT未来ねっと研究所 宮本裕フェローに研究の進捗と研究活動の醍醐味を伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち 時流をとらえた技術の専門家として、常に新しい何かを考え、先を見据えて社会の方向性を意識する IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に向けて、社会・お客さまのニーズをいち早くとらえ、最先端の技術シーズとの連携を強化するためIOWN推進室を立ち上げたNTTデータ。IOWNを社会実装していくためには検証や実証実験が必要となりますが、この環境づくりを担うNTTデータ 安達仁氏に取り組みの概要と研究開発者としての姿勢を伺いました。 詳しく見る 明日のトップランナー 超高次元データで未来を拓く「高速スパースモデリング技術」 NTTが掲げるIOWN構想の柱の1つである、デジタル上に現実世界を構築するデジタルツインコンピューティングでは、ヒト・モノからセンサで取得されるデータを利活用することが不可欠です。しかしセンシング技術の発達によって「データの次元数が増加し、それに伴い処理時間が長くなることで、現実的な時間内でデータを分析・活用することが難しくなる」という課題が発生しています。今回はこのような課題を解決する「高速スパースモデリング技術」について、井田安俊特別研究員にお話を聞きました。 詳しく見る グループ企業探訪 金融・決済業務の深い知見と高い技術力でお客さまの信頼を得る NTTデータ フィナンシャルテクノロジーは、NTTデータのビジネスの中核である金融業界関連システムの開発・維持を担う会社だ。電電公社時代から培ってきた金融業界の業務に関する知見と高い技術力でお客さまの信頼を得ている事業と、それを実現するうえでの人材育成に対する思いを植木英次社長に伺った。 詳しく見る
from NTTデータ 広がるメタバースのビジネス活用─期待と課題を探る 近年、バズワードとしてあらゆる業界から注目を集めるメタバース。まだまだ発展途上であるメタバースですが、ビジネス領域への活用も本格化し始めています。NTTデータでは世界6カ国(日本、米国、中国、イタリア、ドイツ、インド)において、メタバースの最新技術の検証や先進顧客との共同検討を推進しています。ここでは、活用例や構成要素を紐解きながら、メタバースのビジネス活用における期待と課題について解説します。 詳しく見る