5MAY 2023vol.35 NTT技術ジャーナル 2023年5月号 発行日 2023年5月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
トップインタビュー 「今これをやらなきゃダメだ」という強い信念を持てるか。めざすはGlobal No.1の技術力の実現、お客さまへの提供価値の最大化 情報技術をもって新しい「仕組み」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献するNTTデータ。新中期経営計画では5戦略を携えて、投資と成長の好循環を確立し、Global 3rd Stageに向けた事業成長の実現をめざしています。この目標を技術面で率いる冨安寛NTTデータ技術革新統括本部長に具体的な技術戦略とトップとしての信条を伺いました。 詳しく見る 特別企画 NTTの研究所で獲得したスピリットを胸に、人類の発展に寄与するため「世界」に挑み続ける NTTの研究所に在籍されていた中沢正隆博士、萩本和男氏が、2023年Japan Prize(日本国際賞)を受賞されました。光信号を光のまま増幅する小型な光増幅器の実現と、それを利用した大容量の光通信システムへの貢献が評価されたものです。お二人は現在のグローバルなインターネット社会を支える基幹技術である「長距離・大容量光データ通信」への道を拓き、NTTが提唱するIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想にも通ずる重要な業績を残されました。受賞を記念して、東北大学 特別栄誉教授 中沢正隆博士と国立研究開発法人情報通信研究機構 主席研究員 萩本和男氏にお話を伺います。 詳しく見る 特集 量子計算機時代を見据えた暗号研究の最前線 近年、暗号技術は単に情報を秘匿するというだけではなく、属性ベース暗号のような高機能暗号により、データの安全な利活用を支える技術としての役割も担うようになってきている。また、昨今の量子技術の発展により、耐量子暗号や量子の特性を活かした新たな暗号技術の研究も進んでいる。本特集では、NTTの暗号技術の研究者らによる論文をベースに、これらの最新暗号技術について紹介する。 詳しく見る 特集 NTTデータ 先進技術特集 本特集では、2023年1月24~25日にNTTデータが実施したイベント「NTT DATA Innovation Conference 2023」で紹介した技術のほか、NTTデータの先進技術を紹介する。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 科学技術は先達が少しずつ積み上げてきた成果。それをさらに良くするのが、今を生きる私たち研究者の使命である 「アニメのキャラクターの声が想像と違った」「言い淀みがひどいのでスピーチに自信が持てない」「病気や怪我などで失ってしまった自分の声を取り戻したい」等、発話にまつわるさまざまな思いや不自由さがあります。コミュニケーションにおけるさまざまな制約をAI(人工知能)の機械学習や信号処理の力により取り除き、あらゆる人が不自由なく快適にコミュニケーションを行える環境の実現をめざして本分野の最前線で活躍するNTTコミュニケーション科学基礎研究所 亀岡弘和上席特別研究員に研究の進捗と研究活動の醍醐味を伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち サービス開発は社会にとって「未来」や「希望」。災害大国・日本の課題解決に臨む 日本は地理的な位置や地形、気象などの自然的条件から災害が発生しやすく、災害大国と呼ばれています。自治体においてはこうした災害に対して住民の安全確保、インフラ等への影響の極小化や復旧をはじめとする防災(減災)・災害対策に取り組んでいます。このような自治体の取り組みをサポートするNTTビジネスソリューションズ バリューデザイン部コアソリューション部門の成瀬友麻氏と小川香菜子氏に、自治体の災害対策を支援する新サービス開発の背景、開発に向けた取り組み、そして、サービス開発者としての姿勢を伺いました。 詳しく見る 明日のトップランナー 触覚提示の端緒を開く、非電力・磁力による「マグネタクト技術」 ヒューマンコンピュータインタラクションの研究領域では、人がコンピュータを快適に利用するためのさまざまな研究が行われています。NTTではその取り組みの一環として、通信トラフィックの増大による大容量電力消費や地球温暖化といった課題に向けた非電気的デバイスの実現に向けた研究開発を行っています。今回は、電気を使うことなく磁力によって触覚提示を行う「マグネタクト技術」について、安謙太郎特別研究員にお話を聞きました。 詳しく見る グループ企業探訪 ICTで学びを新たなステージへ導くパイオニア NTT EDXは、出版社、書店、高等教育機関等と連携して学修者本位の教育の実現をめざした、「電子教科書・教材配信サービス」を展開している。「ICTで学びを新たなステージへ」というビジョンを掲げて高等教育の高度化・教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)をめざす思いを金山直博社長に伺った。 詳しく見る
from NTT西日本 オープンイノベーションによる未来共創プログラム『Future-Build』で社会課題解決・未来社会創造に挑戦した6プロジェクトの成果報告 NTT西日本では、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」の取り組みとして、2022年8月より未来共創プログラム『Future-Build For Well-being society』を開始し、オープンイノベーションによる社会課題解決や未来社会の創造に取り組んできました。100件を超える応募の中から、採択された10社とともに2023年3月28日に実証実験の成果を発表しました。ここでは、その様子を紹介します。 詳しく見る