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- APRIL 2021号
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- DIFFERENTはほめ言葉である。未来を論理的に語る訓練を心掛けよう
- 近年、ニューラルネットワークを用いた機械翻訳の研究は急激に進歩し、機械翻訳の精度は大幅に向上しました。Webサイトやスマートフォンのアプリによる翻訳が普及してきている中、その精度にはまだまだ課題が残されています。この精度向上をめざして研究者は文脈や状況、文化等をも反映したさらに高度な対訳技術研究に勤しんでいます。今回は、文脈・状況に基づくニューラル機械翻訳を追究する永田昌明NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員に、研究の進捗と研究者としてのあり方について伺いました。
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- MARCH 2021号
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- 同調圧力に鈍感であれ。自由な時間は成功要因の1つである
- 実世界の多様な質感を人間の脳が認識するメカニズムの多くは謎として残されています。そのメカニズムの解明は、人間の感覚情報処理の科学的理解だけではなく、情報工学技術の発展にとっても不可欠な課題です。NTTコミュニケーション科学基礎研究所は所内外の研究者とともに情報科学、神経科学、心理物理学等の学際的な観点から「質感」の研究を牽引しています。「質感学」という新分野は、国内外から注目を集めており、その研究成果と研究者としての姿勢について西田眞也NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員に伺いました。
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- FEBRUARY 2021 号
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- 見返りを期待せず、頼まれごとは断らない。損得勘定なしで臨めば、未来が切り拓かれる
- インターネットの普及に伴い、映像は日常生活においてあらゆるところに存在し、利用されています。私たちがTV放送やインターネットにより映像が高品質で送受信され利用できる、ストレスフリーな状況は映像符号化技術が支えています。また、IoTセンサの普及・高度化により2040年ごろにはデータ量が40YBに増加すると予想され、こうした膨大なデータに対応する技術は国内外から大きな注目を集めています。この膨大なデータに対応する符号化技術「万象オーガナイズ技術」と、それを研究していく中での研究者としてのあり方について、高村誠之NTTメディアインテリジェンス研究所 上席特別研究員にお話を伺いました。
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- JANUARY 2021号
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- 究極の目標は新しい動作原理に基づく量子コンピュータの実現。自分を客観的に見つめ、存在価値を確認する
- NTT物性科学基礎研究所量子固体物性研究グループは、電子が持つ波動性や重ね合わせ、スピンといった量子力学的性質に加え、電子間の相互作用によって生じる多体効果や相関効果に注目し、それらを半導体や原子層物質のへテロ構造・ナノ構造を用いて生成・制御することで、ばらばらの電子では得られない新しい機能を持った量子デバイスや極限的な量子計測技術の開拓に臨んでいます。従来のデバイスでは使われていない電子の性質を利用することをめざして超低消費電力のデバイスや超高感度のセンサにつながるような物理現象を追究する村木康二 NTT物性科学基礎研究所 上席特別研究員に研究の進捗と研究者としてのあり方について伺いました。
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- DECEMBER 2020号
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- 多面的に考えて、自らが楽しくなるように発想転換。自分だけでなく、社会を楽しませようとすることも
- アスリートのスーパープレーや私たちの何気ない日常の動作等、人間の身体動作は神経反射に代表される無意識の感覚−運動プロセスに支えられています。その1つである伸張反射の調整に視覚による身体情報が関与していることをNTTコミュニケーション科学基礎研究所が世界で初めて明らかにしました。研究成果と研究者としての姿勢について五味裕章NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員に伺いました。
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- NOVEMBER 2020号
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- 「人とは違うゴール」を設定し、ピボット戦法で臨む
- 光通信が普及するとともに、その高速性や省電力性を実現するための、光や電気・電子の物性に関する研究の成果が実用化されてきています。光や電気・電子の物性に加えて機械の物性の相互作用により、新たな物理現象が発見・解明されてきています。この比較的新しい研究分野であるナノメカニクスにおける応用技術で、世界初の成果を立て続けに生み出しているNTT物性科学基礎研究所 山口浩司上席特別研究員に、新しい応用技術の研究と研究者としてのあり方を伺いました。
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- OCTOBER 2020号
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- 予想や通説と異なる実験結果が出たときこそがチャンス──ワクワク感で世界をけん引
- 世界に類をみないNTTの先進的な技術を用いて、物質を構成する元素を原子・分子レベルで制御性良く積層・反応させることで自然界にない新しい物質を創り出し、その物質創製を通じて新たな現象の発現や物性の解明に取り組む、山本秀樹NTT物性科学基礎研究所 上席特別研究員に研究内容・進捗と研究者としての姿勢を伺いました。
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- SEPTEMBER 2020号
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- やりたいことを誰にも負けないように頑張る
- 静止画だと思っていたポスターやボードが動いたら驚く人は少なくないでしょう。NTTは人間の感覚情報処理の科学的理解をめざした研究を行っています。科学的理解の過程で扱うさまざまな錯覚現象は、これまでになかった豊かで分かりやすい感覚を実現する情報提示手法の提案につながっています。本研究を手掛ける河邉隆寛NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員に現在の研究の進捗と研究者としての心構えを伺いました。
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- AUGUST 2020号
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- エレガントさを追究。研究ゴールという大きな傘をつくる
- 大学生約1800人を対象にした発音のしにくさに関する調査によると、約3割の学生が普段の会話で発音がうまくいかないと感じることが「ある」または「どちらかといえばある」と回答し、発音のしにくさを自覚する人は自分の音声が聞き返されることが多いと感じる傾向がありました。声や話し方を分析、合成、変換することで、コミュニケーションにおけるさまざまな制約の解消をめざす亀岡弘和NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員に、現在取り組んでいる研究と研究者としての姿勢を伺いました。
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挑戦する研究者たち
これまで掲載された挑戦する研究者たちの一覧です。