10OCTOBER 2021vol.33 NTT技術ジャーナル 2021年10月号 発行日 2021年10月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
トップインタビュー 利他的であれ!リターンは結果が答えてくれる NTTサービスイノベーション総合研究所は、すべての“ひと”が幸福であり、安心・安全・健康に自分らしく暮らせる社会の実現に向け、サイバー・フィジカルを融合させたシステムにより、地球・社会・個人の間で調和的な関係が築かれる世界の実現を3つの研究所によりめざしています。社会課題の解決や新たな価値創造に、既成概念を捨てつつチャレンジする大野友義所長に新たなミッションやトップに求められる資質について伺いました。 詳しく見る 特別企画 東京2020オリンピック・パラリンピックとNTT R&D カテゴリ1 東京2020を『観せた』NTT R&Dの技術 詳しく見る 特集 現実世界(ヒト・社会)とサイバー世界の新たな共生に関する革新的研究開発 NTTでは、 人を中心とし、 人の能力を最大限活かすためにICTの研究開発を通して新たな価値を創造するとともに豊かな社会の実現をめざしている。 ICTの目覚ましい発展により、 現実世界から得られる情報から未来を予測したり、視聴覚を超えたコミュニケーションを実現することで、 人の活動、 能力の幅を広げていくことができるようになると考えている。 本特集では、現実世界(ヒト・社会)とサイバー世界の新たな共生に関する革新的研究開発について紹介する。 詳しく見る 挑戦する研究者たち 「実験室」を飛び出して、実社会で研究成果の「実力」を確かめる 将来のネットワークにはこれまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信や膨大な計算リソース等の提供が期待されています。この期待にこたえるべく、NTTは端末を含むネットワーク情報処理基盤IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想を掲げて研究開発を展開しています。IOWNの構成要素である6G時代の無線アクセスに向け、システム、デバイス、そしてサービスの多様化が進むと予想される無線アクセスの革新に挑む鷹取泰司上席特別研究員に、研究活動の実際と研究者としての姿勢を伺いました。 詳しく見る 挑戦する研究開発者たち 研究と開発のちょうど良いバランスを意識。ステークホルダの立場と仕事を「ある程度知っている」のがベター 製造業ではIoT/AI技術で効率化を実現する第4次産業革命への期待が高まっています。こうした中、NTTコミュニケーションズは製造業のお客さまと連携し、AIによる製造現場の課題解決に取り組み、複雑な処理や分析の難しさを解消する「Node-AI」を開発しました。プログラミングの知識がなくてもIoTデータの分析が可能になり、お客さまが自ら試行錯誤することをも可能にするNode-AIの開発者、切通恵介氏に事業と研究の両立を図るための心構えを伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 地域課題の解決と持続可能な社会の実現をめざした「街づくり」に貢献 NTTアーバンソリューションズ総合研究所は、NTTアーバンソリューションズグループが手掛ける「街づくり」に向けた情報基盤構築とそれを活用するシンクタンクとして設立された。地域課題の解決と持続可能な社会の実現をめざした「街づくり」への思いを坂上智之社長に伺った。 詳しく見る 明日のトップランナー AIにも人間同様の汎用性・器用さを与える「転移学習」の研究 AIを構築するために必要な機械学習。機械学習を実施するには大量の学習データが必要です。しかし、質の高い学習データが常に必要なだけ得られるとは限りません。さらにAIの経年劣化を防ぐためには、刻々と変化するデータに合わせて定期的に再学習を行う必要もあります。今回は、理想的なデータが得られない場合においてもAIの性能向上を可能とする「転移学習」の技術について、熊谷充敏特別研究員に伺いました。 詳しく見る
特別企画 NTTの技術レガシー 東京2020大会会場で見たムーンショット ノンフィクション作家の野地秩嘉(のじつねよし)氏による、NTT研究所の技術をテーマとした「ムーンショット・エフェクト──NTT研究所の技術レガシー」を2020年9月から2021年8月まで、12回にわたって連載してきました。今回は連載の総まとめとして、超高臨場感通信技術 Kirari!の体験を通した「NTTの技術レガシー 東京2020大会会場で見たムーンショット」です。本連載に掲載された記事は、中学生向けに新書として出版予定です(NTT技術ジャーナル事務局)。 詳しく見る from NTTファシリティーズ 雷対策導入を推進する雷サージシミュレーションとSPDの安全を向上するSPD分離器用ヒューズの開発 NTTファシリティーズでは、雷害低減のため、各種雷対策の導入推進に必要な定量的評価技術や電気安全技術の向上に取り組んでいます。ここでは、NTTファシリティーズで開発している、雷対策の有効性を定量的に評価する「雷サージシミュレーション」と、電源用SPDの安全な運用を実現する「SPD分離器用ヒューズ」について紹介します。 詳しく見る テクニカルソリューション 移動した地下メタルケーブルの引き戻しの取り組み 電気通信サービスを提供するためのケーブル設備は、地下のとう道や管路、マンホール、地上の電柱等に敷設されています。その中で、地下管路に敷設されたメタルケーブルの中には、敷設当時の位置から時間の経過とともに移動してしまうものがあります。その移動量が大きくなると、接続点でクロージャから脱落する、マンホール内でケーブルが屈曲・変形するといった近傍の設備の新たなトラブルとなることがあります。NTT東日本技術協力センタでは、既存設備の延命化を図り、安全で低コストな地下ケーブル移動の解消方法として、敷設時の位置までケーブルを引き戻す工法について考案し、検討を行いました。ここでは、その検討状況について紹介します。 詳しく見る