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- APRIL 2021号
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- 最新の故障事例の紹介─設備の材料劣化に関するトラブル
- 通信設備は、安心・安全で安定した通信サービスを提供するために日々点検、保守・運用されています。NTT東日本 技術協力センタでは、このような通信設備に対し、経年劣化による故障や経年劣化だけでは説明できない特異故障について、材料的な観点から原因の究明と防止対策の提案を行っています。ここでは、最近発生した鋼管柱の特異的な腐食事例やNTTビルの搬入口の手摺り扉の腐食による故障事例について紹介します。
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- JANUARY 2021号
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- 端末ログを活用した通話状況(回線使用状況)の即時見える化
- ビジネスフォン等を利用されているお客さまから、「発信できないことがある」「他のお客さまからお話し中が多いと言われた」などの申告をいただいた場合は、利用可能な回線数(チャネル数)が不足している可能性が考えられるため、お客さまの同時通話数(チャネル利用数)を確認する必要があります。NTT東日本 技術協力センタでは、ビジネスフォンやひかり電話ルータ等の通信機器内に蓄積されているログを分析することで、簡易に回線の使用状況を見える化するツールを開発しました。
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- OCTOBER 2020号
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- マルチモード光ファイバの心線対照方法の検討
- 通信設備ビル内では、装置間を光信号で接続するために、シングルモード光ファイバとともに、マルチモード光ファイバが張り巡らされています。これら光ファイバの保守運用において、漏洩光による心線対照を行い、対象を特定することはサービス品質の維持向上の観点で非常に重要ですが、GI型マルチモード光ファイバは光が漏洩しづらく、その心線対照方法は確立されていません。今回、NTT東日本技術協力センタでは、接続替えや撤去の際に確実に作業対象のマルチモード光ファイバ心線を特定するための心線対照方法を開発しましたので紹介します。
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- JULY 2020号
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- アクセスポイント設計機能を備えた無線LANテスタの機能拡張開発
- 屋内,屋外を問わず,無線LANを利用したインターネット接続環境が整備され,多数のお客さまがご利用になっています.その一方で,無線LANに接続できない,スループットが出ない,通信が途切れるといったトラブルに関する問合せも継続しています.そのようなトラブルの主な原因はチャネル間干渉となっており,チャネルの再設計が必要となります.そこで,NTT東日本技術協力センタでは,NTTアクセスサービスシステム研究所より無線LANアクセスポイント(AP)設計ソフトウェア技術の成果提供を受け,AP設置設計機能としてLANテスタへ組み込みましたので,その概要と利用方法について紹介します.
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- APRIL 2020号
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- 最近の故障事例の紹介 ―― 設備の材料劣化に関するトラブル
- 通信設備は、安心・安全で安定した通信サービスを提供するために日々点検し、保守・運用されています。技術協力センタでは、このような通信設備に対し、現場で発生した経年劣化による故障や経年劣化だけでは説明できない特異故障について、材料的な観点から原因の究明と防止対策の提案を行っています。ここでは、最近現場で発生した架空設備および地下設備での故障事例について紹介します。
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- JANUARY 2020号
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- VPNサービスにおける通信状況の見える化
- 最近、VPN(Virtual Private Network)サービスをご利用のお客さまが増えてきたことに伴い、時々通信ができなくなる、通信が非常に遅くなるなどの故障申告を受けることが多くなっています。お客さまの宅内ネットワーク側(お客さま側)、もしくはサービスを提供しているネットワーク側(ネットワーク側)のどちらに要因があるのか、パケットをキャプチャして解析することが有効ですが、高いスキルが必要となり難しい切り分けとなります。そこでNTT東日本技術協力センタでは、2つのVPN拠点において、お客さまが普段どおり利用している状況で、トラフィックを印加・制御するのと同時にお客さま通信の全パケットをキャプチャして要因となる個所を効率的に切り分けるツールを開発しました。
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- OCTOBER 2019号
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- 地下メタルケーブル保守稼動削減に向けた「圧力発信器チェッカー」の開発
- 道路などの地下に敷設されている地下メタルケーブルには、メタル心線の電気的特性を良好な状態で保てるように乾燥空気が供給され、複数個所に設置された圧力発信器で供給区間の状態(乾燥空気の圧力)を遠隔で把握しています。しかし、圧力発信器の故障が疑われる場合であっても、その正常性を遠隔にて確認することが困難な状況でした。そこで今回、NTT東日本技術協力センタでは、圧力発信器の正常性判断を遠隔で行える「圧力発信器チェッカー」を開発しましたので紹介します。
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- JULY 2019号
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- 自動判定機能を備えた接地設備評価シミュレータの導入
- NTT東日本技術協力センタでは、雷による年間150件程度の通信設備の被害に対する故障相談を受けています。被害を受ける設備は通信センタビル内からアクセス区間、お客さま端末まで多岐にわたっています。その中でも通信センタビルでの雷による故障は、大規模な通信障害につながるため、安心・安全な通信サービスの提供に向けて確実な対策が必要です。この通信センタビルでの雷害を抑制するためには、ビル内の接地構成の適正化を図ることが重要です。技術協力センタでは、通信センタビル全体の接地および接地線を含めたすべての既存配線(給電線、通信線)を見える化し、最適化することをサポートするツールを開発し、現場作業の効率化を支援しています。
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- APRIL 2019号
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- 雪の荷重による、電柱の折損対策に向けた「雪止め柱」の検討
- 豪雪地域の山間部の斜面沿いに設置された電柱では、積雪に伴う荷重の影響により折損等が発生する場合があります。NTT東日本技術協力センタでは、その対策として電柱の斜面上方に、電柱(雪止め柱)をもう1本設置し、雪により電柱に印加される荷重(雪圧)を低減する方法を提案しています。ここでは雪圧の影響による電柱の被害状況や雪止め柱の効果検証結果について紹介します。
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