9SEPTEMBER 2020vol32 NTT技術ジャーナル 2020年9月号 発行日 2020年9月1日(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 冊子PDFダウンロード
トップインタビュー 同じ釜の飯を食い、「暗黙知」を受け継ぐ──ソーシャルICTパイオニアとして地域のビタミンとなる 新型コロナウイルスのパンデミック下において実施された東京商工会議所の調査によると、67.3% の企業がリモートワークを実施しています。一方で、リモートワーク、テレワーク実施を検討するにあたって、 現在テレワークを実施していない企業では、社内体制の整備やセキュリティ確保が課題として挙げられ、テレワーク導入環境整備の支援(要件緩和、対象費用の拡大等)や導入モデルの紹介などが行政に求められています。指定公共機関としてこのニーズにどうこたえるのか、 昨年20年の節目を迎えたNTT西日本の展望と姿勢について、同社の岸本照之常務取締役にお話を伺いました。 詳しく見る 特集 AIと脳科学で あなたをもっと知る ──人に迫り人を究めるコミュニケーション科学 NTTコミュニケーション科学基礎研究所(CS研)は,「こころまで伝わる」コミュニケーションの実現をめざし,「メディア処理」「データ・機械学習」など,「人間の能力に迫り凌駕する」ための革新技術の創出と,「人間科学」「多様脳科学」など,「人間を深く理解する」ことにつながる基本原理の発見に力を入れている.本特集ではCS研のさまざまな取り組みについて紹介する. 詳しく見る 特集 5G特集── 社会課題解決・社会変革実現に 向けたドコモの挑戦 NTTドコモは、2010年ごろから検討を始めた5G(第5 世代移動通信システム)を用いた通信サービスを2020 年3 月から商用提供開始した。以来、5Gに対応したスマートフォン6機種とデータ通信製品(Wi-Fiルータ) 1 機種を順次発売し、高速・大容量といった5Gの特長を活かし、マルチアングル(多視点)視聴やVRライブを可能にした「新体感ライブCONNECT」をはじめとした7つのサービスを提供している。本特集では、5G実現に向けたこれまでの取り組み、5G標準仕様策定における貢献、および5Gネットワーク開発について紹介する。 詳しく見る 挑戦する研究者たち やりたいことを誰にも負けないように頑張る 静止画だと思っていたポスターやボードが動いたら驚く人は少なくないでしょう。NTTは人間の感覚情報処理の科学的理解をめざした研究を行っています。科学的理解の過程で扱うさまざまな錯覚現象は、これまでになかった豊かで分かりやすい感覚を実現する情報提示手法の提案につながっています。本研究を手掛ける河邉隆寛NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員に現在の研究の進捗と研究者としての心構えを伺いました。 詳しく見る グループ企業探訪 お客さまに付加価値を提供する専門家集団 ハレックスは、法人のお客さまを中心に気象情報等を提供する、 NTTグループ唯一の総合気象情報会社だ。法規制の下、業界各社は気象庁からの配信情報をそれぞれ加工してビジネスを行う中、情報の鮮度と活用ノウハウを強みに“IT×気象” のエキスパート集団としてニッチトップをめざす、藤岡浩之社長に話を伺った。 詳しく見る R&Dホットコーナー 10G-EPON ONUのソフトエラー対策技術 NTTアクセスサービスシステム研究所では、新たに10G-EPON ONUに搭載するソフトエラー対策技術を開発しました。この技術は、ONUがソフトエラーを検出し、 自律的な電源OFF/ONによって再起動を行うものです。本機能により、ONUのソフトエラー故障によるユーザからの問合せと、通信事業者の故障対応に要する稼働の削減が見込まれます。 詳しく見る Event Reports 「NTT コミュニケーション科学基礎研究所オープンハウス 2020」開催報告 NTT コミュニケーション科学基礎研究所では、最新の研究成果を多くの方々に知っていただくイベントとして、2020年6 月4 日正午より「オープンハウス2020」をWeb 公開しました。ここではその模様を報告します。 詳しく見る
特別企画 第1 回 オールフォトニクスというムーンショット ノンフィクション作家の野地秩嘉(のじつねよし)氏より、「ムーンショット・エフェクト――NTT研究所の技術レガシー」と題するNTT研究所の技術をテーマとした原稿をいただきました。NTT技術ジャーナルにおいて特別連載を12回にわたり掲載します。連載第1 回目は「オールフォトニクスというムーンショット」です。本連載に掲載された記事は、中学生向けに新書として出版予定です(NTT技術ジャーナル事務局)。 詳しく見る from NTTデータ 2025年の崖を乗り越えるためのレガシーデジタルインテグレーション NTTデータでは技術オファリングの1つとして、「DXを阻むさまざまな課題を適切に紐解き、優先度をつけて段階的に解決していく」ためのソリューション「Legacy Digital IntegrationⓇ」(レガシーデジタルインテグレーション)を提唱しています。 この「Legacy Digital IntegrationⓇ」のコンセプトやポイントについて、デジタル時代の現状とともに紹介します。 詳しく見る グローバルスタンダード最前線 3GPPにおけるIP相互接続仕様の標準化動向 VoIP(Voice over IP)による電話サービスの普及に伴い、NTTではPSTN(Public Switched Telephone Network)マイグレーション/IP相互接続の実現に向けた標準化活動を行ってきました。この活動の集大成として、2021年からいよいよ国内でのIP相互接続開始が予定されています。ここでは、PSTNマイグレーション/IP相互接続の解説に始まり、IP相互接続仕様に関する国内外の標準化動向とそれに対するNTTの取り組みを紹介します。 詳しく見る Focus on the News NTTとIntel、新たなコミュニケーション基盤「IOWN」の実現に向けた共同研究契約の締結について NTTとインテル コーポレーション(インテル)は、消費電力の大幅な削減など従来技術の限界を超える未来のコミュニケーション基盤「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」技術の共創を目的に2023年4月までの共同研究契約を締結しました。 両社の提携は、研究開発における戦略的協業として、NTTの業界トップクラスのフォトニクス技術、デジタル信号処理(DSP)技術、コンピューティング技術、ネットワーク基盤運用技術と、インテルの豊富な技術ポートフォリオ、サポート体制、ハードウェア・ソフトウェアに関する専門知識を活用するものです。今後、NTTとインテルは、スマートでコネクテッドな世界の実現に求められる爆発的なデータ量の処理が可能となる技術開発に向けた研究等に取り組んでいきます。 詳しく見る Focus on the News ITERとの包括連携協定の締結について NTTは、ITER国際核融合エネルギー機構(ITER機構) とITER計画に関する包括連携協定を締結しました。 NTTは、人類初の核融合実験炉を実現しようとするITER計画を支援することで、「革新的な環境エネルギー技術の創出」を加速し、お客さま・企業・社会の環境負荷低減に貢献していきます。 詳しく見る Focus on the News 業界初、対話型AIによる災害時の保険受付(電話受付)の自動化に関する 実証実験を開始 損害保険ジャパン株式会社(損保ジャパン)と、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は,損保ジャパンの災害時の保険受付において、NTT Comの「ボイスデジタルトランスフォーメーション」(ボイスDX)を活用した対話型AIによる受付の自動化に関する実証実験を2020年6月26日から開始しました。対話型AIを活用して保険受付を完結するのは保険業界で初の取り組みとなります。 詳しく見る