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- 2023.05.19
- ITU-T SG13最新動向の紹介
- ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector) SG(Study Group)13は、将来ネットワークのコンセプト策定を主なミッションとするグループです。モバイルネットワーク、クラウド、量子鍵配送など将来ネットワークに関するさまざまなテーマが議論されています。標準化コミュニティにおいては、2030年の実用化をめざし、将来ネットワークの検討が進んでおり、この動きの中で、SG13の活動が期待されています。
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- 2023.04.24
- オペレーション標準化団体TM Forumの動向
- オペレーションの標準化団体であるTM Forumでは、次世代のBusiness Support System(BSS)/ Operation Support Systems(OSS)のアーキテクチャであるOpen Digital Architecture、AI(人工知能)を活用したネットワークの自律運用(Autonomous Network)、デジタルトランスフォーメーション(DX)の浸透度を図るメトリクス化、デジタル化された組織への変革・各人のスキル要素等に関する検討が近年活発化しています。またさまざまなビジネスシーンを想定したCatalyst(PoC:Proof of Concept)プロジェクトでは、Smart-Xビジネスを題材としたインテントを活用したネットワークの自律運用にTM Forumのアセットを活用した取り組みがさかんに行われています。ここでは、これらの動向について解説します。
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- 2023.03.28
- ITU-T SG12 標準化動向
- 通信サービスを適切な品質で提供するために、ネットワークおよびサービスの設計・管理は極めて重要であり、そのためには、定量的に測定・評価する技術が必要となります。ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector) SG(Study Group)12では、ユーザがサービスに対し、体感する品質(QoE: Quality of Experience)とその目標値を達成するために要求されるネットワーク品質(QoS: Quality of Service)の評価法、測定法、規定値等に関する研究を行っています。ここでは、音声・映像メディアの品質評価・管理技術に関する最新の標準化動向を中心に紹介します。
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- 2023.02.22
- 2022年-2024年研究会における第1回 ITU-T TSAG会合結果報告
- ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector)における2022年-2024年研究会の第1回TSAG(Telecommunication Standardization Advisory Group:電気通信標準化諮問会議)会合が、2022年12月12~16日にジュネーブのITU本部とオンラインのハイブリッドで開催されました。今回、本TSAG会合におけるメタバースのFocus Group設立等を含む主な結果について報告します。
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- 2023.01.19
- ITU-T SG16会合報告およびILE技術の標準化動向
- 2022年10月にITU-T SG(Study Group)16会合が開かれ、SG16の新体制が発足しました。日本からは副議長1名、WP議長2名が就任しています。ILE(Immersive Live Experience: 超高臨場ライブ体験)分野では新規検討開始の1文書を含む4文書の議論が行われ、触覚情報伝送のための記述子の定義追加などが行われました。またメタバースに関する検討会議が開かれ、FG(Focus Group)の設置がTSAG(Telecommunication Standardization Advisory Group)にはかられることになりました。2023年1月に就任した尾上誠蔵TSB(Telecommunication Standardization Bureau)局長の下、産業界をも巻き込んだ好循環と発展が望まれます。
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- 2022.12.20
- ITU全権委員会議(PP-22)の結果報告
- 2022年9月26日から10月14日にかけて、国際電気通信連合(ITU)の最高意思決定会議である全権委員会議(PP-22)がブカレスト(ルーマニア)で開催されました。ここでは同会議におけるITU幹部職および理事国選挙、ならびに主要議題の結果について紹介します。
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- 2022.11.21
- ITU-Tにおける空間分割多重光ファイバおよび屋外光設備の保守・運用に関する標準化動向
- 光ファイバや屋外光設備の保守運用にかかわる標準はITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告として制定されており、その内容についてはSG(Study Group)15 にて議論され、光通信システムの進展に合わせて改訂されています。ここでは、既存シングルモード光ファイバ(SMF:Single Mode Fiber)の通信容量限界を超える超大容量伝送媒体として期待されている空間分割多重(SDM:Space Division Multiplexing)光ファイバ、および光通信の普及によりますますの効率化が要求されている屋外光設備の保守・運用に関する標準化動向を紹介します。
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- 2022.10.21
- 3GPPにおけるリアルタイムコミュニケーション関連の標準化動向
- 3GPP(3rd Party Partnership Project)では、通信事業者IP電話網の国際標準であるIMS(IP Multi-media Subsystem)の機能拡張やIMSの機能拡張にとどまらないリアルタイムコミュニケーションのサポートに向けた検討が進められています。ここでは2022年6月に仕様検討が完了したリリース17におけるIMS機能拡張の概要、および現在検討が行われているリリース18におけるリアルタイムコミュニケーション仕様の検討状況について紹介します。
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- 2022.09.20
- ITU-T SG5の新体制と審議状況
- NTTグループは、電磁妨害波や雷サージから通信設備を防護するとともに、ICTによる気候変動への影響評価や持続的な発展が可能な循環型経済の問題に取り組み、通信サービスの信頼性向上ならびに事業活動に伴う環境負荷の低減に貢献するため、ITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)において国際標準の作成に参画しています。ここでは、新型コロナウイルス感染症の影響により、ようやくスタートした新会期(2022-2024)の検討体制を紹介するとともに、2022年6月に開催された第1回SG(Study Group)5会合における最新の審議動向を紹介します。
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グローバルスタンダード最前線
NTTグループが取り組む標準化の取り組みをご紹介します。