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- 2019.07.09
- 第22回世界電気通信標準化協調会議(GSC-22)報告
- 第22回世界電気通信標準化協調会議(GSC: Global Standards Collaboration)が2019年3月26~27日までスイス・モントルーで開催されました。GSC会合は、各標準化機関(SDO: Standards Developing Organization)間の活動の情報共有や活動の重複の回避と標準化活動の促進を目的としており、今回は12のSDOから計85名が参加して行われました。今回の戦略トピックスは、Connected Citizen & Smart Sustainable City およびAI(人工知能)について議論されました。
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- 2019.06.12
- ITU-T SG5の体制と審議状況
- NTTグループは、電磁妨害波や雷サージから通信設備を防護するとともに、ICTによる気候変動への影響評価や持続的な発展が可能な循環型経済の問題に取り組み、通信サービスの信頼性向上ならびに事業活動に伴う環境負荷の低減に貢献するため、ITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector:国際電気通信連合 電気通信標準化部門)において国際標準の作成に参画しています。ここでは、2018年9月に開催されたSG(Study Group)5会合における最新の審議動向を紹介します。
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- 2019.05.12
- ISO/IEC JTC 1の最新動向
- ISO(International Organization for Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commission) JTC(Joint Technical Committee) 1は、ISOとIECが共同で設立した、情報技術分野の国際標準化を担う組織です。2018年11月5~8日まで、ISO/IEC JTC 1総会がストックホルムで開催されました。ここでは、ISO/IEC JTC 1ストックホルム総会にて設置が決議された、新技術領域に関するSG(Study Group)の動向を中心に紹介します。
※ 現、NTT情報ネットワーク総合研究所 - 詳しく見る
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- 2019.04.12
- ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11(MPEG)における次世代映像符号化標準化動向
- ISO/IEC JTC 1のSC(Sub Committee)の1つであるSC 29は、音声・画像・マルチメディア情報符号化をスコープとし、特にそのWG(Working Group)の1つであるWG 11では、動画符号化、メディア伝送、ストリーミング、音声符号化、画像探索やゲノム情報符号化などを標準化しています。また、ITU-T SG19と合同で映像符号化のさらなる高圧縮化をめざした次世代動画符号化規格VVC(Versatile Video Coding)の標準化を2018年4月から本格始動しています。ここでは、VVCの標準化経緯と目標、現状の進捗を紹介します。
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- 2019.03.15
- IEC/TC37(避雷器)/SC37B(低圧サージ防護部品)/WG3の活動紹介と経済産業大臣表彰受賞
- 日本提案による通信用SIT(サージアイソレーショントランス)のIEC(International Electrotechnical Commission)国際標準が制定されました。SITは雷サージに対して高い絶縁耐圧とインピーダンスを示し、被保護装置に影響を与えない小さなサージ電圧レベルに低減し、同時にコモンモードノイズループを遮断する部品であり、ICT機器2次側の直流SELV(安全特別低電圧)回路の保護に優れています。ここではそのIEC国際標準化の取り組みと技術内容を紹介します。
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- 2019.02.15
- 国際電気通信連合(ITU)全権委員会議2018の結果
- 2018年10月29日から11月16日まで国際電気通信連合(ITU: International Telecommunication Union)全権委員会議が開催されました。ここではITU幹部職の選挙、理事国選挙、および主要議題の結果について紹介します。
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- 2019.01.15
- 通信装置のソフトエラー対策、ITU-T国際標準制定
- 2018年11月、ITU-T(International Telecommunication Union - Tele-communication Standardization Sector)にて、通信装置のソフトエラー対策に関する勧告が承認されました。本勧告は、地上に降り注ぐ宇宙線を主たる原因とする通信装置の誤動作(ソフトエラー)の対策について、設計方法・試験方法・評価方法および品質基準を定めた勧告で、ソフトエラーに関する一連の対策・評価基準を定義したものです。本標準勧告により、ソフトエラー対策の基準に基づいたさらなるネットワークの信頼性確保が期待できます。ここでは、通信装置のソフトエラー対策に関する勧告について紹介します。
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- 2018.12.01
- GlobalPlatformの最新標準化動向――IoT時代のセキュアコンポーネント
- ICカードの国際標準化組織として設立されたGlobalPlatformも標準化対象を多様なSE(Secure Element)、そしてトラステッドな実行環境TEE(Trusted Execution Environment)と対象をデバイスに拡大しています。さらには近年のIoT(Internet of Things)そしてエコシステム化の流れを受けて、提供する機能をアプリケーション管理からデバイスの信頼性管理へと拡げつつあります。ここでは最近、設立以来の組織改編を行ったGlobalPlatformのIoT・エコシステム時代に向けた最新の取り組みについて紹介します。
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- 2018.11.01
- 5Gモバイルネットワーク実現に向けた高精度時刻・周波数同期技術の標準化動向
- 近年、将来の5Gモバイルネットワークを実現するための重要技術の1つとして、高精度時刻・周波数同期技術が世界的に注目されており、ITU-T(International Telecommuni-ca-tion Union-Telecommunication Standardization Sector) SG (Study Group)15を中心に標準化活動が活発化しています。ここでは、5Gにおける時刻・周波数同期技術の位置付けと同期網アーキテクチャや同期精度等の技術要件に関する標準化動向について紹介します。
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グローバルスタンダード最前線
NTTグループが取り組む標準化の取り組みをご紹介します。