検索ワード:量子コンピュータ
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- IOWNサービス提供、普及拡大に向けたAPNコントローラ技術
- IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の基盤となるオールフォトニクス・ネットワーク(APN)は従来ネットワークと比較し高速大容量、低遅延、低消費電力という特徴を有しており、これらを最大限に活かしたサービスの早期提供、普及拡大をめざしています。また、これらの性能を備えた高品質なサービスを運用するためには、コントローラの役割の重要性が従来ネットワーク以上に増大しています。本稿では、APNコントローラ技術の主軸となるAPN制御機能およびAPN収集・分析機能、またIOWNサービスを実現するための付加価値機能について解説します。
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- NTT技術ジャーナル9月号 トップインタビュー、特集、挑戦する研究者たち、挑戦する研究開発者たち、明日のトップランナー、グループ企業探訪、from NTTアノードエナジーをアップしました。
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トップインタビュー
NTTグループ、地域社会に活力を提供する「エネルギー源」となる。カーボンニュートラルを実現するエネルギー流通のリーディングカンパニーへ挑戦する研究者たち
NTT物性科学基礎研究所 上席特別研究員 山本秀樹
独自の薄膜合成法で新高温超伝導体の創製や新物性の発現に挑む挑戦する研究開発者たち
NTTアノードエナジー 技術戦略部 技術開発部門 企画担当課長 野々垣 翠
ペロブスカイト太陽電池と水素でカーボンニュートラルをめざす明日のトップランナー
本当に「触りたい」触覚コンテンツの新たな地平へ「触りたさの科学的理解とクロスモーダル知覚に基づく触覚提示法の提案」グループ企業探訪
第260回 NTTグリーン&フード 久住嘉和社長
自然の恵みを技術で活かし、地球と食の未来をデザインする会社from NTTアノードエナジー
NTTが創る日本の水素サプライチェーンへの挑戦
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- イジングマシン活用アプリケーションの開発を支援するコンピューティングシステム
- CPUのような従来のコンピュータが解くことが難しい問題の1つに、膨大なパターンの組み合わせの中から条件を満たすものを見つけ出す「組み合わせ最適化問題」があります。この問題に特化して、新しい原理に基づいて演算するコンピュータが「イジングマシン」です。しかし、その使いこなしには、実社会の問題をイジングマシンが扱える形式に変換するなど多くの課題があります。本稿では、この課題を解決する、SDK(Software Development Kit)やコンピューティングシステムの研究開発について紹介します。
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- 量子エラー抑制とその進展
- 現在の量子ハードウェアは計算エラーの影響が非常に大きく、量子コンピュータから有意義な結果を取り出すためにはエラーの削減が必須です。現在、符号化などを行わず、量子ハードウェアへの負担を少なく保ったまま計算エラーの削減を行うことが可能な量子エラー抑制手法が世界中でさかんに研究されています。本稿では、主要な量子エラー抑制法のレビューを行った後、最近、私たちの研究グループから提案された世界で初めての量子エラー抑制を組み込んだ量子センシングおよび量子エラー抑制の統合フレームワークである一般化部分空間展開法について解説します。
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- 「NTT コミュニケーション科学基礎研究所 オープンハウス 2023」開催報告
- NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、最新の研究成果を多くの方々に知っていただくイベントとして、2023年6月1~2日に「オープンハウス2023」を開催しました。今年のオープンハウスは実に4年ぶりの現地開催ということで、新たな試みとしてNTT西日本のイノベーション施設「QUINTBRIDGE」にて開催しました。ここではその開催模様を報告します。
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- 多様な知と技術が彩るだれもがどこでも輝ける未来
- 対話型AIをはじめとするICTの急速な発展や社会情勢の劇的な変化により、コミュニケーションの形態も大きく変わりゆく中で、NTTコミュニケーション科学基礎研究所(CS研)では、人と人、人とコンピュータとの間の「こころまで伝わるコミュニケーション」の実現をめざし、人間と情報の本質に迫る基礎理論の追求と、ICT社会に変革をもたらす革新技術の創出に向けた基礎研究に取り組んでいる。本特集では、CS研で取り組んでいる最新の基礎研究について、分かりやすく紹介する。
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- 人と社会と地球の未来を読み解き、誰もが輝ける世界をデザインする──多様な知と技術で過去・現在・未来をつなぐコミュニケーション科学
- NTT コミュニケーション科学基礎研究所(CS 研)では、設立以来、人と人および、人とコンピュータとの間の「こころまで伝わるコミュニケーション」の実現に向けて、人間と情報の本質に迫る基礎理論の構築と、社会に変革をもたらす革新技術の創出に取り組んでいます。本稿では、「人や社会や地球を読み解く」という切り口から、CS研の最近の取り組みについてその一部を紹介します。
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- 量子技術イノベーションへの期待と展望
- NTT研究所では、量子コンピュータ研究がさかんとなる前の、1980年代半ばから量子情報をはじめさまざまな量子関連技術の基礎研究に取り組んできています。本特集では、最新の量子技術をめぐる世界動向とNTTにおける量子技術研究のポートフォリオを紹介します。なお、量子コンピューティングのみならず、量子センシングや量子ネットワークについても、実験、理論の両面から幅広く解説します。
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- 量子技術イノベーションに向けた取り組み
- NTT先端技術総合研究所の量子関連技術の紹介として、光量子コンピュータ、超伝導量子ビット、光格子時計、量子アルゴリズム、量子鍵配送、量子ネットワーク技術の基礎研究を取り上げる。本特集では、量子コンピューティングのみならず、センシングやネットワークについても紹介する。
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- 量子インターネットに向けて
- 量子インターネットは地球上の任意のクライアント間での量子通信を可能にするだけでなく、量子計算や量子計測、さらには量子多体系のシミュレーションまでをも包含するパラダイムで、その構築は分野の長期的課題であり、究極的挑戦といえます。本稿では、量子インターネットとは何か、実現には何が必要か、また最近の分野での取り組みについて解説します。
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- 量子鍵配送の高性能化に向けた取り組み
- 暗号技術は通信ネットワークを安全に使うために必要不可欠です。量子鍵配送(QKD)という量子力学の性質を利用した手法を用いると、究極的に安全な暗号通信を実現できます。NTTではQKDによる安全なネットワーク実現に向けて、安全性解析などの理論から光の量子状態制御実験など、幅広い領域で研究を進めています。本稿では、最新の取り組みである多値情報を用いたQKD(高次元QKD)と、そのエラー耐性向上技術について紹介します。
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- 超伝導量子回路に基づく量子情報技術
- 超伝導量子回路研究は、古くは超伝導量子干渉計による磁場センサ応用、最近では超伝導量子ビットによる量子コンピュータ開発など、幅広く展開されています。本稿では、近年発展の著しい超伝導量子回路の量子センシングへの応用例として、高感度・高空間分解能な電子スピン共鳴測定装置と極低温で動作する微小な高感度温度計を紹介します。さらに、量子計算への応用として、共振器中の多自由度を活かして量子誤り訂正を実施するボソニック量子ビットの研究を紹介します。
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- 2次元電子・正孔系におけるプラズモン伝導の時間分解測定
- 電子と正孔を別の層に閉じ込める半導体複合量子井戸は、層構造の最適化により2次元トポロジカル絶縁体となるため、新しい原理を用いた量子コンピュータへの応用等から注目されています。本稿では、ゲート電圧によって電子と正孔を切り替えることで単一の試料において両極性のプラズモン伝導を時間領域で観測した実験について紹介します。本測定手法により、2次元トポロジカル絶縁体における電荷・スピンのダイナミクスの研究が進展すると期待されます。
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- パラダイムシフトの中で実現する新時代のペタビット級空間多重光伝送
- 光ファイバを基盤とした大容量光通信インフラは、これまで40年以上にわたりさまざまな技術革新によって、伝送可能な通信容量を増やしてきました。しかし既存の光ファイバでは、やがて伝送容量の物理限界が訪れることが見え始めています。今回は「空間多重光ファイバ」と呼ばれる新しい構造の光ファイバを利用して、従来のテラビット級容量からペタビット級容量へ飛躍的なスケーリングをもたらす次世代の「ペタビット級高密度空間多重光伝送技術」について、芝原光樹特別研究員にお話を聞きました。
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- データガバナンスを支える基盤技術特集
- サイバー・フィジカル空間を融合した世界には、人に関する情報、モノに関する情報を含め多くの情報が流通している。そのような世界を支えるには従来のセキュリティだけではなく、それらを安心して利用するためにはデータガバナンスという新たな考え方が必要になる。本特集ではNTT研究所のデータガバナンスの考え方から、さまざまな視点でデータガバナンスを支える基盤技術について紹介する。
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- IOWNプロダクトデザインセンタがめざす、IOWN技術の早期実装・普及
- IOWNプロダクトデザインセンタでは、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)技術の早期実装および普及をめざしています。その活動の中で、複数のIOWN技術や市中技術を組み合わせた新たな価値創造の実現に向けて、さまざまな業界での実証実験を計画しています。本稿では、NTT研究所が取り組んでいるデータガバナンスを支える基盤技術を含む、IOWN技術の組み合わせによる実証の取り組みについて紹介します。
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- IOWN時代のデータ流通を実現するデータガバナンス
- 現在、世界ではデータに対する取り扱いを厳格化する動きがある一方、安全にデータを処理する技術やルールを整備しデータ流通を加速する動きも出てきています。本稿では、データ流通に影響を与える世界の動向を俯瞰したのち、データの所有者が安全にデータを他者と共有できるようデータをコントロールするデータガバナンスの考え方を説明し、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network) 時代のデータガバナンスに求められる要件を説明します。
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- 「NTT R&Dフォーラム — Road to IOWN 2022」開催報告
- 2022年11月16〜18日の3日間にわたり、オンラインにて「NTT R&Dフォーラム―Road to IOWN 2022」を開催しました。本稿では本フォーラムの開催模様を紹介します。