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- 2025.02.20
グローバルスタンダード最前線 -
- ITU-R・APTにおける無線LANの制度の議論状況
- 近年のスマートフォンやPC・AV機器・生活家電などにおいて無線LANを用いたデータ通信量が急増しており、高速化・高品質化に必要となる無線LANが利用できる周波数の拡張に対する需要が増加しています。このような状況に対して、国際標準化機関の1つであるITU-R(International Telecommunication Union-Radiocommunication Sector)およびアジア太平洋地域の国で構成されるAPT(Asia-Pacific Telecommunity)では、無線LANの利用条件など制度面の議論が行われています。本議論はNTTの無線LANを扱う事業にとって重要であるため、NTTは各会合の日本代表団の無線LAN主担当として継続的に議論に参画しています。ここでは、最近のITU-R、APTにおける無線LANの議論の状況とNTTの取り組みについて説明します。
- 2025.02.20
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- 2025.01.16
グローバルスタンダード最前線 -
- GSMA Open GatewayとCAMARA ProjectのネットワークAPI標準化最新動向
- CAMARA Projectでは、GSMA Open Gatewayと連携し、3rd party事業者による通信キャリア網機能の利用を加速させるため、キャリア共通API(Application Programming Interface)仕様の策定を進めています。本稿では、キャリア共通APIの策定にある背景、CAMARA ProjectとGSMA Open Gatewayの関係をはじめとして、標準化団体としてのCAMARA Projectの特徴やプロセス、本Projectに対するNTTの今後の取り組みの方向性を紹介します。
- 2025.01.16

- 3MARCH 2025vol.37
- 最新号
- NTT技術ジャーナル 2025年3月号
発行日 2025年3月1日
(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 - 冊子PDFダウンロード
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- トップインタビュー
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- Trusted by People・Trust in People 相互の信頼関係でチームは機能する
- 豊かで調和のとれた社会づくりをめざし、世界50以上の国と地域でITサービスを提供するNTT DATAは、デジタル技術を活用したビジネス変革、社会課題の解決に向けてさまざまなサービスを提供しています。お客さまとともに未来を見つめる佐々木裕NTTデータグループ 代表取締役社長に、新体制となったNTT DATAのビジネス戦略や新年度を迎えるにあたり抱負を伺いました。
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- 特集
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- 超高速光物理研究の最前線
- NTT物性科学基礎研究所では、光の極限制御技術として、超高速光物理研究を推進してきた。その主要なテーマの1つがアト秒レーザの発生とそれを用いた超高速光物性の研究である。アト秒レーザの発生は、2023年ノーベル物理学賞を受賞したテーマであり、タイミングもよいことから、本特集ではNTT物性科学基礎研究所で進めるアト秒レーザ技術とアト秒光物性の研究を軸とした超高速光物理研究の最前線について紹介する。
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- For the Future
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- 観光地経営の現在地と観光DX-後編-
- 前編では、日本人にとっての「観光地」の変遷について「観光資源」に着目しながら歴史的に振り返りました。コロナ禍がもたらしたインパクトを確認するとともに、観光地経営に求められる「情報の重要性」について俯瞰しました。後編では、2024年現在の「観光地経営の現在地」について、観光を取り巻く環境を、PEST分析の観点(政治、経済、社会、技術)で俯瞰しながら、観光DX(デジタルトランスフォーメーション)の事例について紹介します。これらを通じて、DXが観光地経営に貢献し得る意義を再確認するとともに、新たに付加価値を生む可能性や新たなビジネスチャンスの萌芽を見出すことを目的とします。
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- 挑戦する研究者たち
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- 「相関」と「複素数」を駆使したアルゴリズムで、「音源分離」と「ハードウェア向けのニューラルネットワークの訓練方法」の異なる分野の研究に挑む
- 解決したい問題を数式で表し、問題に対する最適な解を求める最適化問題は、従業員の出勤の頻度や時間帯が均等になるシフトの作成や、利益を最大化するための商品の生産量の決定など、あらゆる方面で応用されており、さまざまなアプローチがあります。AI(人工知能)の普及に伴い、最適化問題の解決にAIを活用する機会も増えています。こうした応用だけではなく、AIの機械学習そのものにおいても最適化が活用されています。概念は古くからある最適化のアプローチを、「音源分離」「ハードウェア向けのニューラルネットワークの訓練方法」の研究に取り入れて新たな成果を創出する、NTTコミュニケーション科学基礎研究所 澤田宏上席特別研究員に、「音源分離」「ハードウェア向けのニューラルネットワークの訓練方法」の研究アプローチとその成果、自分の技術の軸足をもって他分野との接点をとることの重要さを伺いました。
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- 挑戦する研究開発者たち
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- DDoS対策のための国際標準「DOTSプロトコル」
- 2024年末から2025年はじめにかけて、日本の公共機関、航空会社、金融会社等多くの機関に、マルウェアによりボットと化した端末から大量のトラフィックが送信され、コンピュータが停止等となるDDoS(Distributed Denial of Service)攻撃が頻発し、それぞれのサービス提供に影響がでました。DDoS攻撃は古くからあるサイバー攻撃で、PCなどがボットとして遠隔操作されているため、攻撃者の特定が困難なこと、未然防止が困難なこと、攻撃を受けた機関単独での解決が困難なことから、対策が急務であり、国際的な課題にもなっています。こうしたDDoS攻撃への対策である新しいプロトコルDOTS(DDoS Open Threat Signaling)を開発し、IETF(Internet Engineering Task Force)において国際標準化を行った、NTTコミュニケーションズ 西塚要氏に、DOTSプロトコル、IETFにおける標準化、コンフォートゾーンにとどまらずに積極的にチャレンジする思いを伺いました。
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- 明日のトップランナー
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- IoT向け軽量共通鍵暗号の標準化と実装保護技術の研究
- 人間どうしのコミュニケーション用途だけではなく、さまざまなデバイスもインターネットにつながる時代になりました。その反面、インターネット上で流通する情報は、多岐にわたり個人情報や機密情報だけでなく、デバイスが発する情報が傍受され、犯罪などに悪用されるリスクも高まっています。通信の第三者の傍受を防ぐ「共通鍵暗号」の分野で、IoT(Internet of Things)デバイスの通信を想定した「軽量暗号」を研究されている佐々木悠特別研究員にお話を伺いました。
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- グループ企業探訪
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- 人と技術で、まだ見ぬ未来へ─ITの最新技術を駆使し、お客さまの事業革新を実現する
- NTTデータ先端技術は1999年の創業から25年、最先端の技術と専門性を活かし、NTTデータやNTTグループと共にお客さまの挑戦を支援するIT技術者集団として発展し続けています。ますます高度化、複雑化する情報社会でお客さまの高度な課題解決に取り組むNTTデータ先端技術の今とこれからについて、藤原遠社長にお話を伺いました。