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- 2024.06.21
グローバルスタンダード最前線 - ITU-T SG16参加報告
- 2024年4月にITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector) SG(Study Group)16会合がレンヌ(フランス)を物理会場としてハイブリッド形式で開催されました。NTTグループからはQ(Question)8においてイベント実施者本人(例えば音楽コンサートの演奏者)の感覚を遠隔地で共有できる一人称ILE(Immersive Live Experience)に関する新規勧告草案開始の提案がなされました。ここでは、Q8での議論模様および結果を中心に報告します。
- 2024.06.21
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- 2024.05.23
グローバルスタンダード最前線 - ITU-Tインダストリーエンゲージメントワークショップ参加報告
- ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)と産業界の関係強化はITU-T尾上誠蔵 電気通信標準化局長が掲げる重点分野の1つです。本分野に関する議論を深めるため、2024年4月19日に各業界・団体の有識者を集めたインダストリーエンゲージメントワークショップが開催されました。ここでは、ワークショップ当日の模様について報告します。ワークショップに向け各地域から2名のステアリングコミッティ委員が指名され、筆者はアジア太平洋地域選出の委員としても活動しましたので、準備の舞台裏についても報告します。
- 2024.05.23
- 6JUNE 2024vol.36
- 最新号
- NTT技術ジャーナル 2024年6月号
発行日 2024年6月1日
(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 - 冊子PDFダウンロード
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- トップインタビュー
- 「全社員マーケッタ」で臨む 人と地球にやさしいSocial Well-beingな未来の実現
- 2023年、新たに発足したNTT研究開発マーケティング本部。従来のプロダクトアウトをベースとした研究開発とマーケティングの融合による新たな価値創造をミッションに掲げ、わくわくするような未来の創造に臨んでいます。大西佐知子NTT研究開発マーケティング本部長にNTTグループの研究開発マーケティングトップとしての心構えを伺いました。
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- 特集
- NTT版LLM「tsuzumi」の研究開発、商用化動向
- 本特集では、軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を持つNTT版大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)「tsuzumi」の最新の研究開発、および商用化の動向について紹介する。
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- 特別企画
- 知的財産を共創戦略に積極的に活用して事業化へ
- NTTコミュニケーションズが、スタートアップ向け知的財産(知財)支援活動と知財活用による新規事業創出支援の功績が認められ、知財に関する日本でもっとも権威のある賞、「令和6年度 知財功労賞 特許庁長官表彰(オープンイノベーション推進企業部門)」をNTTグループで初めて受賞しました。知財功労賞は、1987年に創設され、経済産業省 特許庁が、毎年、知的財産権制度の発展および普及・啓発に貢献のあった個人に対して「知的財産権制度関係功労者表彰」、また、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業等に対して「知的財産権制度活用優良企業等表彰」として、経済産業大臣表彰および特許庁長官表彰を行っているもので、両表彰を合わせて、「知財功労賞」と総称しています(特許庁ホームページより)。本賞の対象となった知財関連の活動を、企画段階から運用まで主導している、NTTコミュニケーションズ イノベーションセンター 技術戦略部門3G 担当部長 松岡和氏にお話を伺いました。
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- 挑戦する研究者たち
- 特定分野の専門知識を持った高性能で低消費エネルギーのLLM、tsuzumi
- 2022年11月に生成AIであるChatGPTが発表され、それ以降大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)が世界的に急速に注目されるようになりました。以降次々と新たなLLMが発表される中、高性能という「明」に対して消費エネルギーの増大という「暗」の部分もクローズアップされてきています。2023年11月1日に発表されたNTT版LLM「tsuzumi」は、「LLMの大規模化・一極集中化ではなく、異なる個性を持った多数のAIが連携することにより、ヒトと一緒に社会のWell-beingを実現する未来をめざす」ことをビジョンに開発が進み、「明」の実現と「暗」の解決を同時に成し遂げることが可能になり、2024年3月25日に商用開始が発表されました。NTT人間情報研究所 西田京介上席特別研究員に、tsuzumiのプロジェクト発足経緯・特徴、LLMの動向、そしてレッドオーシャンに向けたチャレンジについての思いを伺いました。
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- 挑戦する研究開発者たち
- 「tsuzumi」を特化型にチューニングしてお客さまに届ける
- 2022年11月に生成AI(人工知能)であるChatGPTが発表され、急速な広がりを見せる中、GPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)も急速に進化し、大規模化しています。こうした動きの中、NTTは、「日本語対応」「小型・軽量」「柔軟なチューニング」「マルチモーダル」を特長とするLLM、「tsuzumi」を2023年11月1日に発表しました。「tsuzumi」の特長を活かして、業界やユースケースに特化した専門的なLLMとして、市場展開が期待されています。「tsuzumi」の専門分野特化型へのチューニングは、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTデータ等の事業会社で対応して、お客さまにサービス・ソリューションとして提供されていきます。NTTコミュニケーションズ イノベーションセンターの岩瀬義昌氏に、チューニング等による特化のプロセス、技術的課題、そして技術のコアな部分の基本スキルと情報発信の大切さについて伺いました。
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- 明日のトップランナー
- 光技術で未来を変える「オンチップ光ニューラルネットワークによる機械学習」
- 現在AI(人工知能)は第四次ブームを迎え、人々の実生活に浸透し多くの驚きを与えています。しかし最先端のAIモデルの学習には、数カ月単位の時間と中規模の都市の全電力に相当する電力を要求するなど大量のリソースを必要としてしまいます。そこでこうした課題を解決するため、従来とは抜本的に原理の異なる「光回路」を用いたAIモデルのコンピューティングが検討されています。今回は光技術を用いて機械学習で消費される電力を大幅に削減する「オンチップ光ニューラルネットワークによる機械学習」の研究に取り組む中島光雅特別研究員に未来の光技術の可能性をお話しいただきました。
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- グループ企業探訪
- 観光サービスと町並み整備を通じて、「古き良き三国湊」の価値を高め、国内外へその情報を発信することで、観光客誘致とエリア内消費の促進を図る
- Actibaseふくいは、福井県坂井市三国湊エリアを拠点に、地元企業、住民、自治体と協働で地域独自の課題探索・解決、歴史・文化を反映した施設等の建設・運営、観光による地域活性化に取り組む会社です。国内外でリスペクトされる町としての三国湊エリアのブランド化、地域の存続・発展への貢献をめざす樋口佳久社長に話を伺いました。