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- 2024.12.19
グローバルスタンダード最前線 - Broadband Forum(BBF)におけるアクセスシステムの自動化インテリジェント管理技術の標準化動向
- 将来アクセスシステムにおける運用コスト削減に向けて、通信オペレータが担うネットワークの管理・制御を自動化する研究開発が進展しています。本稿では、現在活発な審議が進められているBroadband Forum(BBF)におけるアクセスシステムの自動化インテリジェント管理技術の標準化動向について、これまで標準化された内容と今後の展望を紹介します。
- 2024.12.19
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- 2024.11.18
グローバルスタンダード最前線 - ITU-T SG13会合参加報告
- 将来ネットワークを議論するITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector) SG(Study Group)13の会合が2024年7月にジュネーブ(スイス)で開催されました。NTTおよび連携する企業全7社は研究課題Q22において、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)のハイレベルアーキテクチャとして「統合ネットワーキングにおける低遅延、高エネルギー効率通信のフレームワーク」に関する寄書提案を行いその結果、該当の勧告草案を新ワークアイテムとして議論開始することが承認されました。ここでは、SG13会合結果の概要と、特にQ22の模様を中心にお伝えします。
- 2024.11.18
- 12DECEMBER 2024vol.36
- 最新号
- NTT技術ジャーナル 2024年12月号
発行日 2024年12月1日
(Web) ISSN 2758-7266 / (冊子) ISSN 0915-2318 - 冊子PDFダウンロード
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- トップインタビュー
- 「走りながら考える」──首尾一貫の現場主義
- コーポレートスローガン「あしたへ―with you, with ICT.」を掲げ、ワクワクする未来をめざし、挑戦を続けるNTT西日本。「バリュークリエーションパートナー」として新たな価値創造を通じた持続可能な地域社会の実現に勤しむ北村亮太NTT西日本 代表取締役社長にNTT西日本の経営環境や新しい年を迎えるにあたり抱負を伺いました。
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- 特集
- 地域の新たな価値創造に向けたNTT東日本の先端技術開発について
- NTT東日本グループは、情報通信事業者としての通信インフラ提供に加え、身近なICT企業として地域の課題解決や価値創造に取り組んできた。2023年10月には、最先端の技術をお客さまに使いやすいサービスとして提供する開発力を強化する観点から、NTT東日本グループ全体の研究開発組織として新たに先端テクノロジー部が発足した。本特集では、先端テクノロジー部にて取り組み中の先端技術開発について紹介する。
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- 特集
- 3GPP Release 18標準化活動
- 3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、Release(Rel)-15の策定以降もさまざまな5G(第5世代移動通信システム)技術の改善を仕様化し、Rel-16、Rel-17として策定してきた。今回、5Gのさらなる高度化をめざして検討が進められてきたRel-18およびそれ以降の仕様を5G-Advancedと定義し、2024年からはRel-19の仕様策定作業や6G(第6世代移動通信システム)に関係する議論も一部開始している。本特集では、NTTドコモが取り組んでいる3GPP Rel-18標準化活動の最新情報を紹介する。
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- For the Future
- ビジネスのイネーブラーとしてのセキュリティ-後編-
- セキュリティが事業の「イネーブラー」、すなわちビジネスの価値提供に不可欠なものとなっている海外事例を紹介します。1つは、SBOM(Software Bill Of Materials)により実現している高度なモビリティサービスの事例、もう1つは、セキュリティソリューションの組合せによって医療情報が利用可能となっている事例です。これらの内容と、セキュリティが実現した価値について紹介し、セキュリティが新たなビジネスと不可分なものとなっていることについて述べます。
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- 特別企画
- NTT IOWN Technology Report 2024」の公開について
- NTT研究企画部門では、2019年に始動したIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想とともに、より人々が豊かに生きていく世界を実現するためのテクノロジーについてまとめた「NTT IOWN Technology Report」を発表しています。このたび、新たに2024年度版を公開しましたので、本稿では、その概要と更新のポイントについて紹介します。
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- 挑戦する研究者たち
- 単電子転送素子と国際連携で電流標準の実現をめざす
- 2019年に国際単位系における電流の単位、アンペアの定義が、従来の物理的にインプリメント不可能なものから、量子デバイスを用いて実現可能なものに変更されました。この量子電流標準の実現に向け、世界各国で研究が進められています。電流標準実装の基本的要素の1つである、シリコン単電子転送素子を開発し、国際連携により電流標準の実現に向けて挑戦する、NTT物性科学基礎研究所 藤原聡上席特別研究員に、シリコン単電子転送素子による電流標準実現に向けたアプローチと、それを実行する場としてのコミュニティ、そして切磋琢磨と議論により世界に挑戦する思いを伺いました。
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- 挑戦する研究開発者たち
- AIを活用してシステム開発の効率化と生産性向上を推進するための開発標準と開発プロセスガイド
- 2022年11月にOpenAI社の生成AI(人工知能)ChatGPTが公開されて以降、生成AIが世界的に注目を集めています。生成AIはプロンプトとして文字等を入力すると、その内容に合致したテキスト、画像、または他のメディアを応答として生成するものですが、この特徴から文章がベースとなっているソフトウェア開発ドキュメントやソースコード等を生成する、生成AIのソフトウェア開発への活用も着目されるようになりました。しかし、開発の効率化や生産性向上が、適用の対象や活用方法によっては効果が期待できない場合もあります。このような生成AIの適用対象や活用方法を検証し、プロセス整備を行っている、NTTデータグループ 技術革新統括本部 小林由依氏に、NTTデータグループにおける生成AIの開発への活用とプロセス整備・展開、そのためのスキルアップへの思いを伺いました。
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- 明日のトップランナー
- 大容量通信時代の基盤となるマルチコア光ファイバと電力増加を抑制する増幅の研究
- 現在の通信を支えている光ファイバは、1本のファイバの中に光の通り道であるコアを1つだけ持つシングルモード光ファイバ(SMF)ですが、SMFの伝送容量限界値は100Tbit/sといわれています。一方、通信量は今後ますます増大する傾向にあり、2030~2040年には、現在のSMFをベースとした通信の限界を迎えるといわれています。これに対応するために、1本の光ファイバに複数のコアを配置するマルチコア光ファイバ(MCF)の開発が進められています。1本の光ファイバに最大12コアを配置したMCFを研究・開発し、併せて、コア数の増加に起因して増大する消費電力を抑制する光増幅器を研究・開発されている坂本泰志特別研究員にお話を伺いました。
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- from NTT東日本
- NTT東日本グループによる東南アジア諸国での新規事業開発──成長が著しいベトナムにおけるテックスタートアップ企業との協業
- 現在、NTT東日本グループでは日本国内の地域創生にさまざまなかたちで貢献することをめざして、日本×東南アジアにおけるシナジー形成および新規ビジネスの開拓に取り組んでいます。ここでは、NTTイーアジア(NTT東日本100%出資の子会社)によるベトナムのスタートアップ企業・AWING社への経営参画を通じた、既存の無料Wi-Fiネットワークを活用したデジタル広告配信プラットフォーム事業の海外展開の取り組みについて紹介します。
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- from NTT西日本
- 生成AIが導く新しい学びのかたち、教育支援システム「DAIB」の開発
- 生成AI(人工知能)技術の教育現場への導入が期待される中、NTT西日本は同志社大学と共同で、教育支援システム「DAIB(Doshisha AI Buddy)」を開発しました。DAIBは、生成AIがチャット形式で学生の質問に個別に対応するシステムです。実証実験の結果、学習意欲向上に効果がみられました。今後も、アンケートやヒアリングをとおして、効果的な活用方法を検討します。また、学習成果の分析を通して多角的に学習効果を分析し、さらなる機能改善を進めていきます。
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